2013/12/3 火曜日

中国から30人の先生が

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 17:38:05

昨日はカナダからの教育視察でしたが、この日は中国から30人の教育関係者の方々が見学にいらっしゃいました。

   私から日本の教育制度、本校の28プロジェクト、国際交流の仕組み、また、以前生徒を連れて行った中国経済視察旅行のエピソードなどお話ししました。
 授業見学は、英会話、国語、理科(イカの解剖・中和反応と電気伝導度実験)小笠原流礼法、書道(仮名文字・)でした。
特に書道の授業はなじみがあったようですが、本校では授業の中で篆刻までやっているので驚いていらっいました。
休み時間には、生徒会長からもスピーチをしてもらいました。みなさん学校の先生なので、話に目を細めてうなずいていらっしゃいます。
質疑応答では、教育制度のことから、日々の学校での生徒指導のことまで、次々と手があがりました。中国の方は積極的と伺っていましたが、チャイムが鳴っても、我も我もと質問が途切れず、本当にそうなんだなぁと実感しました。
 

男性の先生から「自分のクラスは女子が多いので、どうコミュニケーションを取ったらいいか?」などの質問も出て、国は違っても学校の先生が抱える問題は同じなんだなぁと親近感をおぼえました。

日本との違いを感じたのは、女性の割合の高さです。挨拶をした団長も女性でした。中国は女性が仕事を持って働くのが当たり前の社会なので、こうした代表団も男女差なく選ばれるのでしょう。

今回は中国なので、日本語を通訳してもらいましたが、このところ海外の方との交流が多く、このようなときサウジやミャンマーに行ったとき英語科に協力して訳してもらったスピーチ原稿が大活躍しています。

自分が伝えたいと思う話題は英語でも頭に入りやすく、一度必要な場面で言葉に出すと不思議と定着するものです。

3年生はこれから修学旅行がありますから、そこで話したいと思うような身の回りの話題を英語に訳して持って行きましょう。最初は読んでもいいのです。それでコミュニケーションも進み、帰る頃にはきっと自然に口から出るようになっています。

そうして身についた英語は一生使えます。せっかくの貴重な機会ですから、この冬休み、準備をして有効利用してほしいです。

*ニッポン未来会議、今回のテーマは教育です。