2013/9/14 土曜日

卒業生からの近況報告 つづき

カテゴリー: 卒業生 — 漆 @ 17:34:32

文化祭前の朝練が解禁になったので、8時の時点ですでにほとんどの生徒は登校済み。行事に燃える品女生です。

今朝も文化祭クラス発表のためのインタビューが二組。「女性の社会進出について」と、「ゆるキャラについて」です。

担任が陰から心配そうに見ていて、「あの子達、大丈夫でしたか?」と。巨人の星のあきこお姉さんのようです。(古い?)

さて、卒業生の話題ですが、先日、大学に進んだばかりの子達が遊びに来て、

「女らしくない座り方をしていたら、共学出身の子から女子校は・・・」と言われたと言うので、

元担任が、「同級生にはもっとエレガントな人がいましたって言ったら?」とアドバイス。

私からも「そういうときは、これは私の特徴ですって言って、褒められたら品女でつけた力ですって言うのよ」とオーダー。

すると、「私、品女のことすごくアピールしてますよ。同級生が、入学し直したいけどもうおそい~って嘆くくらい。だったら早く娘を産んで受験させたらって言ってるんです」とのこと。

ホントでしょうか?しかし、この回転の速さ、調子の良さ、品女DNAと言えるかもしれません。

男子の目がなくても膝は閉じて座りましょう。

そして、昨日は、平成8年卒の子が来て、「品女に紹介したい企業があるので、文化祭のとき、資料を持って来ますね」とのこと。

卒業後もみんな母校を応援してくれています。

さて、昨日の続きです。ブログに載せていいかと聞いたときの返信です。後輩へのメッセージも含まれていますのでご紹介します。

彼女は学部在学中に、司馬遼太郎フェローシップに選ばれました。そのときのブログがこれ。さらにその論文の写しを送ってくれたので、それは図書室に保存してあります(こちら)。

上智大学に籍を置くようになり早8年目となり、品川女子学院で過ごした6年間よりも長くなってしまいました。 品川女子学院の発展や校長先生のご活躍についてメディアを通じて知るたびに、卒業生であることを非常に誇らしく思っております。 街中で制服姿を見ると、やはりあの頃が懐かしくて仕方ありません。 ヨーロッパで○○さんや○○さんと成人式ぶりに再会しましたが、ブランクがあっても打ち解けられる、やはり同じクラスになったことはなくとも、同じ学校で過ごした時間があったからだと思います。 大学に入学以来、上智で得た友人と過ごす時間が必然的に増えてはいましたが、教育実習を境に品川女子学院の同級生と再会し、そこからまた輪を再構築出来たのは本当に幸せです。 在学時とは違い、みないい意味で大人になったことで、お互いの新たな一面を見出せたような気がします。

私は高校の時点で、「27歳(留学したら28歳)までに博士課程を修了し、30歳までに博士号を取る」という目標を立て、逆算式に全てを進めてきました。 それは10年単位の目標設定だけでなく、1年、半年、1ヶ月、1週間など短期間の目標設定の積み重ねだと思っています。 もちろん、いつもうまく目標をクリア出来るとは思えないので微調整を繰り返しますが、10年単位のこの大きな目標は絶対に動かさないと決めていました。 研究の世界では、他人の研究に厳しい批判を加えますから、それ以上に自分に厳しくなくてはならないと思ったからです。 この大きな目標をクリア出来た時、またその先10年の目標を立てるつもりです。

幸運なことに、品川女子学院は中高一貫校でしたから、先輩がいます。 卒業してもずっと親しくしている先輩方は私より3学年上ですので、私より先を行く先輩方の姿を追いかけ、参考にしています。 年上と関わらず、同世代ばかりと一緒にいては、やはり学べないこともたくさんあり、そういう時に先輩や先生方など年上の人びとと接することで得られることはたくさんあるように思えてなりません。 また、年下と関わることで新たな視点に気付かされます。閉鎖的で自分にとって温室のような環境に甘んじず、国内外問わず、常に学びの姿勢で外にアンテナを張り、吸収していくことこそ大切なのだと改めて感じています。

こうして、品川ファミリーが社会に出ても助け合い、ずっと続いていく。それが伝統ある私学の大きな特長です。これからもみんなの品女をみんなの力で守っていきましょう。

文化祭、多くの卒業生に会えること、楽しみにしています。