2013/9/13 金曜日

⑬大学出張授業(上智大学・文学部) 卒業生からの近況報告

今日も夏日でしたね。今朝もまた、文化祭の発表で、明日、話を聞かせてくださいとのこと。熱心です。先日、卒業生ゲストを読んで取材したクラスは、早速お礼状を出していました。

出張授業、体育科の田中からの報告です。

上智大学 文学部 英文学科からは、 松本朗准教授にお越しいただきました。
主に20世紀のイギリス小説を研究している方です。
 今回は、「イギリス文学と映画」というテーマで、映画(DVD)を鑑賞しながらイギリス文学について時代の流れや結びつきなどを考える授業をしていただきました。
 生徒たちが興味・関心が持つように工夫された授業だったと思います。

上智大学は進学した子から、「しっかり勉強させてくれる学校」と評判の高い大学の一つです。先日も、遊びに来た卒業生が「後輩に、英語は聞く・話すもしっかりやっておくように伝えてください」と言っていました。先日、大学院に在学中の卒業生から元担任に近況報告が来ました。28プロジェクトを進める上で、在校生の参考になる内容だったので、ご紹介します。

 実は今、ドイツ・ハイデルベルクに留学中です。
研究者としてさらなるキャリアアップのため、博士課程後期中に留学しようと昔から考えており、ようやくタイミングと機会に恵まれ、今年の3月から1年間と限られた期間ではありますが、ドイツに来ています。
ドイツ語力の向上はもちろんのこと、史料収集が目的なので、図書館に通い、家にこもりひたすら本とにらめっこする生活です。
そういった意味では、残念ながら全く日本での研究生活と変わりません。
アメリカ人が多い、研究の公用語が英語ということもあり、思った以上に英語を使う日々が続いています。
研究の性質上、ドイツ語、英語、日本語を駆使してはいましたが、ドイツにいながら英語も向上させられる機会に恵まれたのは、本当に一石二鳥だなと痛感しています。

研究テーマは相変わらず、明治期における日独外交史ではあり、この分野を徹底的に突き詰めていければと思っています。 明治政府のお雇い外国人であったドイツ人外交官にスポットを当て、日独関係の構築にどのような両政府の思惑・暗躍があったのか、ケーススタディを積み重ねているところです。
昨年、博士後期課程に進学し、晴れて(?)品女の6年間よりも上智在籍の方が長くなりました。
来年、上智に復帰し、最短で2年、最長でも3年で大学院を出て、博士号を取得する予定です。
品女の時から、27歳か留学した場合は28歳で大学院を卒業、30歳までには絶対に博士号を取ると思い描いていたので、計画通りでに進んでいます。 そのせいで、指導教授からは「生き急ぎ過ぎ!」とよく言われますが。 この一年、じっくりと立ち止まり、自分を見つめ直そうと思っています。

同級生たちが社会人経験を数年積み重ねている中、まだ学生であることに一時期、非常に焦ってはいましたが、ここ数年は、やはり自分の決めた道を突き進むのみだと腹をくくっています。
同じクラスになったことは一度もありませんでしたが、同級生の○○さんや○○さんもちょうどヨーロッパに留学中だったのでこちらで再会し、品女時代の昔話に花を咲かせていました。
結局、品女の6年間が私の基礎を作っていたのだなと、今更ながら思う日々です。8月は一カ月間、日本に帰るので、ご都合がよろしければ先生にもお会いしたいなと思う次第です。

そして、「これをブログで紹介していい?」と聞いたところ、また丁寧なメールがきましたので、つづきはまた明日。