アラサー世代の卒業生達と①
先日、30前後の卒業生十数人と食事をしました。
私の教師生活が25年になったお祝いの会を開いてくれたのです。
国語の授業を受け持っていた子達なので、大人になっても顔を見ればすぐ分かりますが、少年のようだった子がすっかり大人の女性に成長していたり、おとなしかった子が積極的になっていたりと、十数年の歳月を感じました。
品女時代のこと、仕事のこと、家庭のこと・・・いろいろな話に花が咲きました。
みんなそれぞれの道で充実した人生をおくっているようです。システムエンジニア、秘書、映像、音楽関係・・・。
これはその中の一人が編集者として出した本。(あとで図書室にいれますね)
28歳ホームカミングデーの時、転職しようか迷っていると言っていましたが、その後転職し、夢だった児童書を出すことができたそうです。ノートによく悪戯書きをしていたマンガ好きが仕事で開花しました。
「チャンスは引き寄せるもの。そのパワーを信じる力は品女で育ててもらった」と言っていました。
「仕事といろいろな趣味を両立しています」という子が作ってくれた薔薇のライト。一人で見るのはもったいないので、卒業生ルームにおきましょうか
まもなくダンス教室を起業するという子も。
元ダンス部です。上級生になったとき、部活の幹部仲間が「研究者になってノーベル賞を取る!」と学問の道に進んだため、自分はクラブを支えるためダンスの道を選んで今に至ったそうです。今度、後輩の指導に来てくれるそうです。
(ところで、研究者の方はどうなったのかしら・・・)
全員に在校生にアドバイスは?と聞いたら、こんな話がでました。
「アラサー(30前後)は女性が仕事を続ける上では微妙な年齢。周りからそろそろやめるのではないかと思われがちで男性に比べて昇進が遅れる。そういうときこそ専門性がものを言う。他の人と取り替えの利かないものを持っているべき。やはり理系は有利だし、語学ができればチャンスが広がる」
語学をもっとやっておくべきだったと言った卒業生が、オーストラリアの姉妹校留学をしていたことを思い出し、「あなた、語学はできたじゃない」と言ったら、「今は、日常会話ができるのは当たり前なので、その先の専門的な語学力が必要なんです」とのことでした。
明日につづく。