特別授業(未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開)
一学期に行った理科の特別講座の様子です。引率の石渡からの報告です。
毎年行われている、「未来の科学者のための駒場リサーチキャンパス公開」に44名の生徒とともに団体参加してきました。
3年~5年を対象とし、今年は試験後の自宅学習日での参加だったため、例年と異なり午前中からの参加が可能でした。
駒場リサーチキャンパスとは、目黒区駒場にある「生産技術研究所」と「先端科学リサーチセンター」を中心とした東京大学の研究施設です。コンクリート打ちっぱなしの「いかにも」研究施設の門をくぐり、講堂にて担当の大島先生(元サイエンスZEROのコメンテーター、校長と同じ高校、同じ学年)のご挨拶のあと、事前に希望をとっていた4グループに分かれて各2つの研究室を訪問し、説明していただきました。
私が引率したグループが最初に向かったのは「タンパク質構造分析」の研究室。
内容としては難しいのですが、がんの治療、生活習慣病の治療という、比較的聞きやすい入り口から話してくださったため、生徒たちも必死に理解に努めていました。
また、本来は解放していないラボの中まで案内していただき、より具体的な研究生活のお話などをしていただきました。2つめに向かったのは「都市開発」の研究を行っている研究室。世界各地の都市を、その土地に適したやり方で活性化していくという研究。多くの研究室はいわゆるまさしく「理系」といったなか、少し特殊なアプローチをとっている研究室に、生徒たちも引き込まれていました。
各グループ1時間強で研究室を回り、アンケート記入後は解散、自由見学となりました。私も個人的に回っていたのですが、多くの生徒が自由見学で積極的に興味のある研究室のドアをたたいていました。
自分の細胞を観察し、それをポストカードにしてもらっている生徒もいました。この「リサーチキャンパス公開」は毎年参加する生徒がでるほどの人気があります。
初めて参加した3年生で、「来年も絶対に参加する」と言っている生徒も多いですし、来年も是非伺えることを楽しみにしています。