2013/8/30 金曜日

⑨大学出張授業(東京工業大学・建築学)・ダンス部大会報告

カテゴリー: クラブ,授業・学習・進学 — 漆 @ 15:30:44
今日は猛暑が戻ってきてしまいました。そんな暑い夏、生徒達は部活動を頑張っていました。
ダンス部から、夏の大会結果です。
7月23日(火)高校生ダンススタジアム関東甲信越予選  5年生、4年生→ 5年生決勝進出
 7月23日(火)中学生ダンススタジアム東日本予選  3年生 → 3年生決勝進出
8月19日(月)高校生ダンススタジアム決勝大会  5年生 、全国15位
8月 21日(水)高校生ダンスコンテスト  5年生、4年生
8月 28日(水)全日本小中学生ダンスコンクール  3年生、2年生→ 2チームとも金賞
*朝日新聞デジタルに記事も掲載されています。(こちら)早速、お祝いの電報をいただきました。

さて、大学教授出張授業、建築学、東京工業大学を担当の佐藤からご報告します。

大学出張授業「東京工業大学准教授 藤井晴行先生」の講義についてご報告いたします。
建築学で「建築の世界」についてのご講義をいただきました。
今回の授業は、実際に東工大学において新入生に対して、オリエンテーションなどでご講義なさっている内容だそうです。
実際に東工大を目指している生徒も多く、少し緊張した雰囲気にも感じていました。
はじめに、建築学とは、ということで「建築を通した人間と環境との関わり方、特に環境をデザインする」ということについて
事例をふまえた内容をいただきました。
建築を考える上では「強(firmitas)・用(utilitast)・美(venustas)」がキーワードになっているようです。
強さとは、地震や台風など人を守る安全・安心な建築のための理論のことです。
そこで必要となってくるのが、まず、建築構造で物理の知識そして、建築材料で化学の知識、最後にその生産性を高めるために
生物学ということで、物理学だけでなく3つの知識が必要になってくるということです。
物理だけではだめ、受験に必要だからではなく深く建築学を学ぶ上で理科3科目の必要を教えてくれました。
次に用です。生活に根ざした建築の価値、建築の目的意義、住みやすさ、快適性、利便性を考えることがテーマです。
最後に美です。建築史、デザイン演習などの講義が実際に授業であるそうで授業では現代社会にふさわしい建築はどうあるべきかを考えるのがテーマだそうです。
その他、竪穴式住居の写真を元に茅葺き屋根の特徴から、住居の構造をさらにはスペイン、ギリシアなどたくさんの建築物の写真を元に各地域に根ざした住居の特徴や背景を説明いただきました。建築環境を考える上では地理の知識が必要になりました。
理系が地理を勉強するのはこのあたりにも理由がありそうです。
実際に、建築学を勉強したいと思っている人や、理科3科目の中に苦手科目や苦手分野がある人には、勉強の動機・きっかけがたさくさんある授業だったと思います。
ありがとうございました。