2013/6/19 水曜日

②起業体験プログラム準備講座

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,行事 — 漆 @ 18:14:37

蒸し暑い日が続いています。熱中症に気をつけるよう各クラブに伝えていますが、暑くなり始めた時期は身体が慣れていないので要注意です。また、天気のいい屋外では誰もが気をつけますが、室内で発症することもあるので、油断大敵です。

私も、レース中に一歩手前まで行ったことがありますが、一度、熱を身体にため込むと休んでも水を飲んでもなかなか元に戻らないので、とにかく、早め早めの水分補給と休憩が大切です。

夏の長距離通学が初めての1年生は、水分を持って登下校した方がいいでしょう。

土曜はオープンキャンパスです。過ごしやすい天気になるといいですね。

今日、高等部は起業体験プレゼンがありました。各クラス、理念の伝わるプレゼンでした。

今野浩一さんによる生徒の質問に対するコメントその2です。

質問:リーダーとしての、自分の思いを発信し続けるには、具体的にどのような方法がありますか?

コメント:
ここでとりあげる「自分の思い(想い)」とは、なぜ、それをするのかという目的や、自分たちのありたい姿、目標に向かって進むときの決意・覚悟などのことかと思います。

思いを、伝えたい人に、伝えたいことを、伝わるまで伝える。

これは、とても大切なことだと思います。そのことによって、いろいろな人が共感して集まってきてくださり、協力の輪が広がり、夢が実現します。

私が実際に行ったことのある、「発信の形」の例を書いてみました。

1.思いを話す
リーダーが、みんなに何か意見を言うときに意識してもらいたいことがあます。
「だって、このプログラムの私たちの目的は・・・・でしょ。だから・・・・したいと思うの。」と、いつでも話のなかに「思い」を織り込んでみてください。
また、チームメンバーのあいだで、A案とB案のどちらがいいか意見が対立したら、「私たちのクラスの企画の目的(あるいは、ありたい姿)は・・・・だよね。その目的(あるいはありたい姿)に、より近づける方法はどっちかな?」と、いつもみんなに問いかけてみるのも良いと思います。

やるか、やらないか。○か×か。AかBどちらにするか。など、判断や選択をするときにも、リーダーとしての思い(目的、ありたい姿、覚悟など)を伝えてみてください。

このように、いつもリーダーの思いやプログラムの目的を言葉にして伝えることが「発信し続ける」ことかなと思います。

2.思いを全員が見えるところに貼る
講義でもお話しましたが、「プロジェクトの目的・ビジョン・目標シート」を教室の、誰からも見えるところに貼りだしておきましょう。できるだけ前のほうで、いつでも目に飛び込んでくるところがいいですね。
そして、いつでも、「ほら、あそこに書いてあるとおり・・・」とみんなに示せるといいですね。

3.ミーティングの時に確認する
ミーティングでは、毎回、打ち合わせの最初に、「私たちのプロジェクトの目的・ビジョン・目標は・・・・」と読み上げて、みんなで確認しましょう。

そして次に、その打ち合わせの目的と手順について話し、みんなと合意しましょう。

これは、すごく大切なことです。きょうの打ち合わせを「何のために」するのか、参加者全員で確認することができます。このことで、全員が目的を意識しながら、話し合いを協力的に進めることができます。
何度も読み上げているうちに、参加者の抵抗感もなくなり、自然に受け止められるようになります。

4.ノベルティーをつくる
Tシャツ、バッジ、ストラップ、キャラなど、「思い」がいつでも思い出せるようなものを近くに置いてみましょう。それを見るたびに、目的・ビジョン・目標などが五感によみがえってきます。これを「アンカー」と言います。思いのこもったチーム名などもアンカーになります。

以上です。

ほかにも方法はたくさんあると思いますので、みんなでアイディアを出し合ってみてください。

プログラムの活動では、話したり、書いたり、作ったり、運んだり・・いろいろな作業に集中することが多いと思いますが、機会があればいつでも目的や想いを発信して、みんなで共有してください。

それを続けていけば、あなたのクラスはさらに目的とビジョンに近いていくでしょう。

* 芸術鑑賞の保護者席は今朝、160名の定員がいっぱいになり、その後はキャンセル待ちになっています。