2013/5/17 金曜日

卒業生イベント

カテゴリー: 卒業生 — 漆 @ 18:54:46

 

私学は在校生のものであると同時に卒業生のもの。どんな卒業生が育っているかで学校の価値も決まります。卒業後もずっと彼女たちのよりどころであり続けたいと、ここ数年、卒業生のサポートイベントも充実させてきました。

今年行った大学生を支援する就活セミナーでの先輩卒業生の発言がおもしろかったので、メモをこれから就活に向かう卒業生にシェアします。

*就職している卒業生から

会社の中には様々な仕事があり、どこに配属されるかは分からない。

・秘書→一年目で一部上場会社の副社長秘書になった。大きなプレッシャーがあるが、自分の仕事が会社の評価に直接つながるというやりがいをもって仕事をしている。

・営業→普段会えない人に会える。○○さんだから・・・と信頼されるとうれしい。

・企画→自分の頭で考えたものが製品となって使ってもらえることにやりがい。

*品女で身についたこと

・品女で広報の仕事をし、伝え方でものの価値が変わることを知った。

・行事や部活で、自分たちしかできないことを見いだすことができた。

・チームが目標達成するために、自分が何をできるか考えられるようになった。

・素直さ、前向き、芯があること。

・粘り強さ、明るさ。

・人と人とをつなげる力

・なんと言ってもコミュニケーション力!

*会社の選び方

・理系で、難関国立大の院卒の男性が受かるのがほとんどというメーカー。だからこそ、自分の椅子があると思った。自分ならコミュニケーション力を活かして技術のある人の知識を一つにまとめて、よりよい商品をつくることに貢献できると思ったから。どういう場なら自分の力が最適化するか考える。

・本当に行きたい分野があったので、その他はパス。年内に決まらなくても焦らなかった。落ちても、「私を取らないなんてもったいない」と思うようにしていた。

*面接で

・入試と違って努力に比例して受かるわけでなく、先が見えない。決まらないときは、泣いて耐えるしかない。

・考えても仕方ないので、行動する。正解はないので、後悔しないやり方をする。

・会社には「普通の人」も必要。違いをアピールしようとせず、肩の力を抜く。

・清潔感は大切。一緒に居て気持ちのいい雰囲気かどうか。

・エピソードは盛ってもパーソナリティーは盛らない。

・聞かれたことにシンプルに答える。

・面接の時、誰に向けて話すか。その会社の顧客を意識して話した。

・会社とのマッチングが大切。嘘をつかず、ありのまま、信念を伝える。

・自信を持ち、一貫性を大切にする。自分にしかないものがある。

・強みは?と聞かれ、分からなかったので、「恐縮ながら私はこれこれのことをしてきたのですが、これは強みになりますか?」と聞き、落ちても次の面接に活かした。

思わず笑ったのは、後輩から、「挫折、失敗は?と聞かれることが多いが思いつかないのでどうしたらいいでしょうか?」という質問があったとき。

先輩、一同、顔を見合わせシーン。

品女ではチャレンジするのが当たり前。その結果、失敗体験が多く、切り替えて乗り越える習慣がついているので、「失敗」「挫折」は検索ワードに引っかからないのでしょう。

そこで、ある卒業生から名案が!

「私もそうなんですが、そういうときは、大成功したことを思い浮かべるといいです。成功に至るまでには必ず失敗しているはずです」

なるほど~。