カウンセリングルーム便り
連休はいかがでしたか?私は、日曜、トライアスロンのレースに出てきました。実は、今年も世界選手権の代表権を持っていたのですが、場所がフランスで時期が仕事のまっただ中。あきらめて休みの日に行って帰れるレースを見つけ、制限時間の前に帰る弾丸旅程で出かけました。
ところが、スイム3.8キロ泳いで、自転車で80キロくらい走ったところで、あまりのガタガタ道に手がしびれ、腰が痛くなり、このまま2周回めに入って180キロ漕いだあとフルマラソンは無理かも・・・と、念のため、係の方に、「あの~、もし、一周でリタイアするときはどっち方向に行ったらいいですか?」(英語)と聞いたら、
「え?どこか悪いの?じゃあ、ちょうどリタイアする選手を乗せた車が来るから一緒に乗って行きなさい」と言われ、「いえいえ、お手間取らせてはいけないので、遠慮します」と言うと、「手間なんていいわよ。あなた何言ってるのかよくわかんないわ。あ、車、来たわよ」と、バイクトラブルで頭を抱えているスペイン男性と一緒に回収されてしまいました(泣)
ノーと言えない日本人って私?念のためとか、遠慮しますとかいうニュアンスは伝わりにくいのね。
英語力と文化理解が足りないと、世界では生きていけないと痛感したできごとでした。
さて、今日は6年生は模試。放課後は、1年生のクラブ見学です。図書室から、YOMOCAが発行されました。
一学期スタートから体育祭もあり、登校も早く、充実した品女ライフをおくっている生徒達。環境の大きく変わった1年生や6年生はもちろんですが、他の学年もクラス替えし、部活や委員会での立場も変わり、それぞれ新しい環境に適応しようと頑張っています。
連休明けは、そんな疲れが出始める頃です。新しいクラスでできた人間関係にもそろそろもめ事が起きる頃。クラス替えで新しく作った自分の役柄に疲れてしまったり、1年生、2年生は、宿泊行事のグループ決めでもめたり、5年生は新リーダーとして頑張りすぎて回りとの温度差に悩んだり・・・・。
お子さんがはしゃぎすぎるときはうるさがらず耳を傾け、話さないときは、無理に聞き出そうとせず、そっと見守ってあげてください。
カウンセリングルーム便りより
~五月病とは?~
4月は多くの人にとって環境が大きく変わる時期。誰にとっても緊張や興奮が続き、気を張り詰めて必死で乗り越えようとします。
一生懸命で目の前のことへの対処でいっぱいいっぱい、自分の緊張や疲れに気づきにくい時期です。
しかし、新しい環境になじもうとがんばりすぎてしまって疲れ等がたまると、5月の連休を過ぎたあたりから、意欲がわかなくなったり気分が落ち込んだりすることがあります。
体の調子を崩したり、やたらとイライラしたりすることもあるかもしれません。
こうした状態を総称して、五月病と言います。ただし、正式な医学用語ではなく俗称なので、決められた定義があるわけではありません。
特別な病気ではなく、環境が変わった場合には誰でもなり得る、5月にも限らないものなのです。
五月病の多くは一時的なもので、新しい環境や生活に慣れてくると自然と解消していきます。
ただし、その状態を放っておいたり余計にがんばろうとしすぎてしまうと、長引いてしまうことも。
五月病は疲れやストレスがたまったサイン。
一番の解消法は、休息と気晴らしです。
五月病かなと思ったら、自分が新しい環境で頑張ってきた証拠ととらえ、自分へのご褒美に自分を大事にしてあげるといいですよ。
睡眠をとり、おいしいものを食べ、グチをはいて、ストレス発散になるような気晴らしを心がけてみて下さい。
なかなか抜け出せないなと思ったら、気軽に相談して下さい。利用方法
カウンセリングルームに来て、話してください。ひとりでも友だちと一緒でもかまいません。
・みなさんが利用できる時間は、原則として、昼休みと放課後です。
・授業中に話をしたい場合は、担任の先生や教科の先生の許可が必要です。
・予約をすることもできます。
開室日時(通常の時間)
月曜日・水曜日・金曜日 11:00~17:00
土曜日 11:00~15:00
※ただし、行事などの関係により時間に変更のある場合があります。