起業体験 講演
体育祭が終わるとすぐに(というか並行して)文化祭の準備です。昨年から起業体験はソーシャルビジネスとしての企業経営を視野に、理念や社会貢献の軸を太くしてバージョンアップしています。
先日、ソーシャルビジネスの若手女性起業家として、メディアでも取り上げられているスリール株式会社・代表取締役社長の堀江敦子さんにお越しいただき、高等部4,5年生に講演をしていただきました。
堀江さんは25歳で起業、現在、子育てと仕事を両立している女性のもとに、学生を子育てインターンシップとして派遣する事業を展開しています。(将来に向けとてもいい経験になるので、大学在学中の卒業生におすすめします)
年齢も近く、元気いっぱいの堀江さんのお話を生徒達は身を乗り出して聞いていました。
やりたいと思ったら、考えるよりやってみる。やってみて、「これは自分に向かない」ということに気づくことも進路選択につながる。というお話が印象に残りました。
これからは、女性の起業の増える時代です。女性の社会進出が進むにつれ、女性ならではの視点を活かした仕事のチャンスも広がりますし、自分で働き方を選ぶことができるというメリットもあります。
中でも、ソーシャルビジネスの分野には女性の可能性が広がっていくでしょう。去年、3年生で講演をしていただいた方に伺った話ですが、アメリカの女性トップリーダーにインタビューをしたところ、男性の社長と違う傾向が二つあったそうです。それは、
1,好きなことを仕事にしてきたこと
2,初めから社長になろうと思っていなかったこと(チームをもり立てていつのまにかトップに)
世の中の困ったこと、あったらいいなということを見つけ、自ら解決の一歩を踏み出す。そんなソーシャルアントレプレナーシップを本校では育てていきたいと思っています。それがまさに、本校の創立の志でもありますから。
起業体験は、これまで、物品販売や飲食企画を考えるクラスが多かったですが、中には独自のサービスを展開したクラスもあります。その一つのヒントとして、こんなソーシャルビジネスもあるということをご紹介しておきます。
* NPO法人ブラストビート 「音楽×起業×社会貢献」で チャレンジする10代を増やし、活力ある世界を創造していくことを目的として発足した国際的なNPO。10代の若者たちが「ミニ音楽会社」を立ち上げ、ライブの企画から挑戦。 リアルなビジネスを体験した上で、その利益の25%以上を寄付することで社会に貢献する喜びも実感。