校長日記

2013/5/9 木曜日

カテゴリー: 卒業生 — 漆 @ 17:47:55

今日はあたたかい一日でした。校内の薔薇も花盛りです。

昨夜は卒業生の退院報告会に行ってきました。彼女は３０代、モデルとしてTVや雑誌などで活躍しつつ、本を書いたり、社会貢献イベントを企画したりしています。

春休み中、その子から、「乳がんの告知をうけ、胸を摘出することになった」と知らされました。

この話は始業式で後輩たちにも伝えましたが、彼女は、この運命を受け止め、公表し、ピンクリボン活動をライフワークにしようとしています。

発見できたのは、同じ病で亡くなった友達の｢検診に行って｣という言葉がきっかけでした。その方には小さな女の子がいました。

今、彼女を対がん活動へと動かしているのは「子供達に、がんで親を亡くす悲しい思いをさせたくない」という気持ちだそうです。

自分に起きたショッキングな出来事を、人の役に立つという行動に結びつけていく。

もし、今、自分に同じことが起きたとしたら、果たしてそれができるだろうか・・・と考えさせられました。

術後は痛みで寝返りがうてたのも三週間後だったというのに、ジャストギビングを通して対がん協会に寄付するため、今月ハワイで行われるトライアスロンの5キロランにチャレンジするそうです。

品川ファミリーの皆さん、どうか私と一緒に彼女のチャレンジを応援してください。→　http://justgiving.jp/c/8865

そして、これをごらんのお母様方、卒業生のみなさん、自分のためだけでなく、大切な家族や友達に悲しい思いをさせないためにも検診に行ってください。