2013/4/1 月曜日

24教科イチ押し見学会(ソニー生命)

教科イチ押しの続きです。引率の大川からの報告です。

昨年に引き続き、ソニー生命から15名の方をお招きし、校内のCAI教室で3~5年生の40名の生徒が参加し、生きていくために必要なお金のことを中心に、ライフ・プランニングについて学習しました。

 学年ごとに7つのグループに分かれ、それぞれのグループに2名ずつソニー生命の方にアドバイザーとしてついていただき、ヴァーチャル家族をつくり、夫婦の働き方や家族構成を考えながら、ライフ・プランニングをしていきます。

1時間目は、子どもの教育、住むところ、自家用車、旅行、趣味などなど、様々な場面を想定し、必要な情報をソニー生命の方にパソコンで入力していただきます。
昨年よりも、想像力(夢想力?)のある生徒たちが参加したようで、子どもをジャニーズに入れて稼がせるといった突飛なアイディアもでてきました。

子どもは公立の学校に通わせるのか、それとも私立に通わせるのか。住むところは賃貸か、それともマンションや一軒家をいつ、いくらで購入するのか、旅行はいつどこへ(国内か海外か)行くのかなど、具体的に人生設計をしていきます。

この段階では、生徒たちは、想像力を膨らませながら、とても楽しそうに、かついきいきと課題に取り組んでいました。
しかし、個々の事柄を別々に考えているので、ある時期にお金がまとまって必要になるということになかなか気づきません。

休憩を挟んで、2時間目。
この時間は、「ライフ・プランの改善策」「ライフ・プランニング結果の検証」を行いました。

まずは、1時間目に入力した情報に基づいて、コンピュータで家計の収支を見ていきます。
すると、人生のいつの段階で家計が行き詰まるのかということが瞬時に判明します。

40代までは順調だったのが50代から老後にかけて借金がかさむケース、逆に老後は安泰のケースなど様々な結果があらわれました。
さて、ここからアドバイスをいただきながら、収支の改善に取り組んでいきます。譲れるものと譲れないもの、妥協できるものと妥協できないものをチョイスしながら、人生全体を見通してライフ・プランニングを進めていきます。
一括で支払いを済ませるのではなく、分割払いを上手に利用することで、特定の時期にかさんでいた赤字を分散させたり、減らしたりすることができるということがわかってきます。
また、同じものを買うにしても、教育費がかさんでいる時ではなく、子どもに手がかからなくなった時に大きなものを購入するなど、買う時期をかえることで赤字を減らすこともできることもわかってきます。

最後にソニー生命の方と生徒たちがライフ・プランニングにおける工夫を報告し、授業は終了となりました。

以下、数名の生徒の感想を付します。
・「生涯働ける仕事を見つけて、安定した仕事で、一生働きます。(専業主婦はあきらめます。)」
・「少し払い方や買う時期をずらすだけで、赤字を解消できて、工夫一つでかわるのだと思った。先を見越して、計画をしっかりすることが大切だと感じた。」
・「どこかで我慢をすれば、楽ができたり、余裕ができることを学びました。遊ぶことも大事ですが、がんばって勉強したり、仕事をするのも大事だということがわかりました。」