フジッココラボ食育授業
食育の特別講座のご紹介です。私は途中で「牛乳」の方へ出かけたので、担当の田口からご紹介させていただきます。
『「黒豆」から日本の伝統食「おせち」を学ぼう!』
~おせちの定番「黒豆」のアレンジレシピに挑戦!~
12/19に、1年生27名,2年生8名の計35名が参加しての食育授業を行いました。
この企画は、近年失われつつある日本の良き伝統を受け継いでいきたいという思いから、日本の伝統料理「おせち」を通し、「おせち」のもつ意味や、「黒豆」をはじめとした日本の伝統食材の良さを知るということを目的とし、全面的にフジッコ株式会社様にご協力をしていただき実現したものです。
ご指導いただきましたのは薬膳アドバイザー・食文化研究家の青柳敬子先生で、おせち料理のはじまりから、お重の構成、「おせち」に登場する食材の持つ願い、そしてその栄養についてまで、丁寧にわかりやすく説明して頂きました。
(青柳先生からレクチャー)
特に、「おせち」に登場する食材にこめられた願い、たとえば「黒豆」には“まめに長生きするように”、「数の子」は“子孫繁栄”、「栗きんとん」は“財産が貯まる”などのお話し、また、日本の伝統食材がいかに健康を維持する上で効果的な食品かを説明には、熱心にメモをとっている子ども達の姿がありました。
調理実習のメニューは『マメマメなます』、『黒豆松風』、『黒豆おこわ』、『黒豆とコーンフレークのパフェ』、『黒豆納豆のパフェ』の5品。
(調理中)
「どのお料理も簡単にできます。」と青柳先生からデモンストレーションをしていただきましたが、ちょっと心配だったのは1年生。2年生は家庭科の調理実習で基本的な調理技術は身についているはず、1年生の家庭科ではまだ調理実習はなく、事前の説明会では「ここ何年か(小学校高学年では実習があるはずですが)包丁に触っていません。」の声が・・・
予想通り?の展開で、ちょっと?(かなり)大きめの角切りになってしまったなます、調味料を入れ忘れてしまった松風、切りそろえておいた食材が行方不明に???などのハプニングが1年生のテーブルでは発生していましたが、きっとお正月にはお土産にいただいた黒豆を活用し、年末年始、何かとお忙しいご家族に代わっておせち料理を作ってくれることと期待しています。
(先生の見本)
青柳先生、フジッコのみなさま、ありがとうございました。生徒のアンケートを見ましたが、とても楽しかったようです。「うちで作って親孝行したい」という発言もあり、保護者のみなさんからも好評でした。
*品川ファミリーのみなさんから本の感想をいただいています。ありがとうございます。なつかしい卒業生が近況と共に送ってくれる手紙を読むのは本当に幸せな気持ちです。今度の日曜日の毎日新聞・朝刊(たぶん、書評欄)にも紹介される予定です。