職員防災研修
今日の午後は、職員の防災研修を行いました。
講師は、日本法制学会 社会貢献部 災害救援ボランティア推進委員会からお越しいただきました。
阪神淡路大震災の資料映像を見て、説明をいただいた後、大地震を想定し、本校が避難所になった場合のシミュレーションをチームに分かれゲーム形式で行いました。
人は「自分だけにはそういうことは起こらない」と思いがち(平常化の偏見というそうです)しかし、「何とかなる」と思っていても実際には「何ともならない」というお話しが印象的でした。
品川女子学院は、そもそも、関東大震災の際のボランティア活動がきっかけで創立した学校です。
創立者がつくった荏原婦人会が、震災のとき避難所となり、その組織力を活かして近隣の人を助けたことで、後にご褒美として木材やミシンをいただき、校舎を建築することになったのです。
現在は在校生だけでも1200人をこえ、そこに近隣の方が加われば大人数の避難所になります。
歴史は繰り返すと言います。
いざというとき生徒を守り、日頃お世話になっている近隣の方のお役にたつため、備えておかなければとあらためて思いました。
「その時」が来る前に考えておく機会になりました。