生徒会選挙
先週、生徒会選挙がありました。
立候補者のスピーチを聞いていると立派なものです。
まず、話の組み立てができてます。
「始めに、私が立候補した理由をお話しします。最後に・・・」
「私が当選したらやりたいことが2つあります」
内容は、今年の問題点を明確にし、自分がそれを今後どうするのかと公約が具体的。
「マニュアルを発行してみんなが練習に集中できるようにします」
「委員間の情報共有を図ります」
「同じミスをしないよう今年の反省を活かし、各係に小目標を立ててもらいます」
なかには
「私が当選してからのお楽しみ」というのも。
そして、気持ちをつかむ話し方。
「みなさん、○○祭は好きですか?」
「みんなで作り上げていきましょう!」
教員の手が入っていないはずなのに、どの子もどの子もこんな調子で、どこで学んでいるのでしょう?
先輩のスピーチを聞いているうちに自然と身についていくのでしょうか。一貫校のメリットを感じました。
話し手の熱意に答えて、聞く方の態度もよかったです。
生徒会や委員長、クラブの部長を務め、その役目を終えた後、生徒たちはこんなことを口にします。
「辛いことと楽しいことが半々だったけど、自分が成長できてみんなに喜んでもらえたからやってよかった」
「リーダーをやってみて、一人で抱えてしまわず頼るべきときは頼る、人に任せる勇気を学んだ」
「みんなの意見が合わなくて泣いたこともあったけど、人をまとめるためには、相手の身になることが大事だということが分かった」
また、「リーダーになれなかったけど、リーダーを支える役も大切だと分かった」とも。
能動的に動き、自ら役割を担い、困難を乗り越えたからこその言葉です。こうして得たものはきっと将来の糧になることでしょう。
生徒達にこちらが教えてもらうことは日々多くあります。
*明日から試験期間に入るので、校長日記は不定期になります。
*日経ビジネスオンラインに、明日(23日)コラムが載る予定です。後半に上記のような生徒の話も載っています。http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20081021/174562/