特別講座(理科・環境問題)
今日は、PTAの会、後援会の役員会、28歳ホームカミングデーの卒業生打ち合わせと品川ファミリーが集まっています。今週は担任と生徒の個人面談週間でもあり、文化祭準備も佳境に入り、文武両道、活気のある校内です。(と、書きつつ、本校で活気のないときっていつだろう?)
午後は、バトン部が東京体育館で開催されるジャパンカップに出場します。
少し前になりますが、理科科の特別講座見学会の様子をご紹介します。引率が4人ついて贅沢な見学会だったようです。理科の前田からのご報告です。
いわゆる「地球環境問題」に関心のある生徒は多いのですが、では、それを解決するためにどんな試みが行われているのか、ということを知っている生徒は少ないように思います。
その1つの見方として、先日、環境問題に貢献するビジネスを紹介する特別講座を行いました。今回は、その続編として、(株)ファーストエスコのご協力の下、幕張地域冷暖房センターに見学に行きました。
幕張地域冷暖房センターでは、幕張メッセを中心として、その地域にあるホテルや商業施設などにまとめて冷暖房を供給することで省エネを実現しています。当日は、センターにある様々な大型機械の見学をしました。見学後は、質疑応答。
「蒸気からどうやって冷水をつくるの?」
・・・水が蒸発するときに熱を吸収することを利用しています。(腕にアルコールを塗るとスーッとするときの原理ですね。打ち水も同じです。)(騒音のために夜間は一部運転できないものがある、ということを聞いて)
「夜運転できない部分は、効率が悪いですよね。損してませんか?」
・・・夜のエネルギー効率は70%。実は、損してしまっています。(でも、これ以上防音装置をつくることはコスト的に見合わないそうです。)などなど、活発な質問に楽しく対応して下さり、とても充実した時間を過ごしました。
生徒の感想より(抜粋)
「エネルギーを作り出すときに出た蒸気や温水を出来るだけ回収することによって、効率をあげ、無駄をなくしているのは、すごいなと思いました。」
「建物全体をピラミッド型にすることで防音効果を高めたりと、細部まで工夫が凝らされており、とても興味深かったです。」今回の見学会には、東京大学工学部建築学科で講師をしている女性が同行して下さったのですが、建築に興味のある高校生が、大学を見学させていただく約束をちゃっかり取り付けていました。さすが、品女生らしいですね。