企業倫理講演会
水曜は文化祭の起業体験プログラムの一環で、企業倫理講演会を行いました。お話しくださった方が本校保護者だったので、これまでの企業コラボの例など分かりやすくひいてくださり、愛情たっぷり、高度な内容を分かりやすくお話しくださいました。暑い日でしたが生徒も集中力をとぎらせず、よく聞いていました。
こういうとき、品川ファミリーのありがたさを感じます。この日も大阪出張から帰ったばかりとのこと。お忙しいお仕事の合間にご協力ありがとうございました。
以下、生徒会部の春日からのご報告です。(紹介の後に私からのお知らせが2つあります。)
いよいよ文化祭まであと2週間になりました。高等部4,5年生は、起業体験プログラムの一環として、各クラスで株式会社をおこし、飲食物販売や物品販売を行います。
今まで6月に起業体験プレゼンテーション、7月に株式会社を発足させる設立登記と、文化祭にむけて活動してきましたが、株式会社をおこすとはどういうことなのか、何を目指してやっていかなければならないのかという根幹を学ぶため、3日の総合学習の時間に、コンサルティング会社の役員に講師としてお越しいただき、企業倫理講演会を行いました。
今まで本校が提携した企業や、昨今のニュースなど、生徒がイメージしやすい事例をあげてくださりながら、企業と株主との関わり方や、株主に対して報告義務を負うこと(IR)など、なかなか実感しにくい企業と株主の関係を説明していただき、VC(本校は卒業生に株主になってもらっています)の重要性の理解につながったと思います。
そして、何よりも株式会社なくしては物を得ることも、収入を得ることもできず、私たちの日常生活が成立しないこと、だからこそ、株式会社は適正なやり方で、適正な利益を出すことにより、世の中の役に立ってこそ存在意義があることなどを教えていただき、たとえ文化祭の中での株式会社設立であっても、そのような理念を持って取り組まなければならないという、文化祭にむけて最も大切な理念を教えていただくことができました。
今回のお話を通し、起業体験プログラムの重要性を改めて感じ、私も身が引き締まる思いです。生徒も、起業した責任を胸に、緊張感のある充実したプログラムになるようがんばってほしいと思います。
*来週9月10日水曜の産経新聞教育欄『解答乱麻』にコラムが載る予定です。今回は始業式で生徒に話した内容をふくらませて書きました。生徒のエピソードを書いているうちにあれもこれもになってしまい、事前チェックしてくれた教員が「読んでいて文章がどこに行ってしまうのか心配になりました」とのこと。これでもかなり生徒自慢したい気持ちを抑えてるつもりなんですが。
*『子供の食育王国』という冊子を料理王国社から献本していただき、本日、全校生徒に配布しました。聖路加の日野原重明先生と私の対談が載っています。