⑨大学出張授業(東京家政大学・家政学)
担当の佐藤からの報告です。
東京家政大、家政学部、家政学科の菅田 仁美 先生より食に関する栄養、栄養士・管理栄養士の職務についてお話しを頂きました。
栄養学科は一学300人程度の生徒が在籍しており、栄養学科では、さまざまな観点から食について学び、高度な専門知識や技能を身につけた食のスペシャリストの育成を目指し1年次より専門家科目の授業があります。
栄養学専攻では、食と健康について多角的に学び、栄養士や教諭(家庭・保健)の資格・免許取得を目指し、さらに管理栄養士専攻では、栄養指導のスペシャリストである管理栄養士の資格取得を目指しているそうです。
現在では食事を提供するような施設には栄養士の設置が義務づけられていて、さらに病院などの大きな施設には管理栄養士の在籍が義務づけられているので、管理栄養士を目指す生徒が多いとの事でした。
東京家政大では毎年、管理栄養士専攻の9割以上の生徒が管理栄養士に合格してるそうで、100%合格目指して学部を挙げて指導していらっしゃいます。
管理栄養士の役割についてもお話ししていただきました。
病院などでのは病棟のモニタリング、患者の栄養評価、栄養療法の提言、問題点の抽出、栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防、患者・家族への栄養食事指導・情報提供など様々なことが有り学校機関などでは栄養士は、栄養基準にもとづいた献立作成を行い、調理員を指導したりもするそうです。
さらには給食記録の作成、栄養価計算、経理処理など事務的な仕事もあります。
現在では学校栄養職員として3年以上勤務している人は、栄養教諭への移行措置が取られているようになり、今後ますます必要になります。栄養教諭は、各学校における指導体制の要として食育推進において重要な役割を担い、学校給食の管理以外にも肥満、偏食、食物アレルギーなどの児童生徒に対する個別指導も行います。
とても深く管理栄養士の仕事についてお話しくださったので、興味のある生徒達は各自いただいた資料にメモを取るなど、熱心に講義を聞いていました。
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