読書週間です。
きのう、職員室で仕事をしていたら、生徒が来て、
「先生、今お時間よろしいですか?」
「はい」
「図書委員長の○○です。」
「はい。知ってますよ」
「そうですよね~。先生、今、読書週間だってご存じですか?」
「えーと、ごめんなさい。知らなかった。」
「いえ、いいんです。まだ皆さんにちゃんとお知らせしたわけじゃないんで。それで、みんなに知ってもらうために、明日の朝、先生の横で図書委員が挨拶をしようかと思うんですがよろしいでしょうか?」
というわけで、今朝は図書委員が読書週間の看板を出して、玄関でキャンペーンをしました。
友達に一生懸命「本を読みましょう!」と呼びかけている生徒達を見ていて、ふと、思い出したことがあります。
私は小学生の頃、学校に通うのが辛かった時期があり、それを救ってくれたのが読書でした。
本を読んでいる間は別の世界にいることができました。
そして、別の世界を知ることで、今目の前にある現実がすべてではないと気づき、もうちょっと、もうちょっと、と我慢してその時期が通り過ぎるのを待つことが出来ました。
最近、仕事に役に立つ本を読まなければと思うと気が重く、読書から遠ざかっていましたが、本好きの生徒達と話していて、ただ好きな本を自由に読んでいた「読書少女」だった頃を思い出しました。
(写真:ホワイトボードにポスターを貼ったり、字を書いたり色々と工夫していました。ところで、委員長、今日どうしたの?寝坊?)
*http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/200610/061030a.html昨日の産経新聞に掲載された私のコラムです。テーマは理系教育です。(今回から顔写真がついてしまいクリックしたらびっくり!やめてほしい~。少し前の写真だし・・・)この中で紹介している本は7月18日の校長日記でも紹介しています。読みたい生徒は図書室へ。DVDもあります。