2006/11/1 水曜日

「いじめ」について話しました

カテゴリー: その他 — 漆 @ 12:00:00

今日、中等部朝礼で予定していた内容を変更して「いじめ」について話をしました。

私自身が子供のころ体験した「いじめ」の話をし、生徒達に加害者にも被害者にもなってほしくないという気持ちを伝えました。

20数年間、中高生とつきあってきて、様々な場面に立ち会いました。
特に中学生の時期は自分の心のコントロールが難しくなる時期だと感じます。

いじめる側の生徒ともじっくり話してみると、その子自身が子供の心では抱えきれないような問題を抱えていたり、本当はしたくないのに演じ始めた自分の役割から逃れられなくなっていたり、強すぎる正義感から人にきつくあたってしまったり、ということもありました。

人生経験の少ない子供達にとって「相手の立場になる」ということはとても難しいことです。
生徒達には、「何気ない一言が相手を傷つけることもある。自分と人は感じ方がちがうということを知っていてほしい」と伝えました。

そして、身近な人の死が、残された人をどんな思いにさせるのかという話をし「もし、いじめられるようなこと、辛くて一人では耐えられないようなことがあったとき、在学中でも、卒業後でもこの学校の家族に、そして毎朝玄関に立っている私に相談してほしい」ということを伝えました。

かなり時間を超過してしまいましたが、チャイムが鳴っても話が終わるまで真剣な表情で聞いてくれました。