品川探検
あっという間に先月の話になってしまいしたが、中等部総合学習のご報告です。中一は学校のある地域に親しむための品川探検です。品川駅にはいまや新幹線も停車し、大企業の本社がひしめくビジネス街になりましたが、北品川は旧東海道の面影の残る下町情緒あふれる地域です。本校は83年前からこの地にあり、地域と深いつながりを持っています。今も商店街を歩くとあそこもここも卒業生の実家です。地域の多くの方々がいつも、生徒を見守ってくださっています。
以下は主任の田口からの報告です。
1年生は5月30日、“地域を知る”をテーマに学校の周辺を中心とした品川を探検し、その歴史・文化を実際に見て、触れて来ました。当日は7名の留学生も一緒に、次のような5つの指令のもと、グループ活動を行いました。
指令 その1 歴史・文化のある建物、史跡をまわり調査せよ!
その2 商店街の方や、地元の方にインタビューし、品川の昔と今を知ろう!
その3 昔と今の品川の地形を比較せよ!
その4 地域の環境を調べてみよう!
その5 品川探険をするなかで、文化祭テーマを探そう!品川神社では、お祭りの時など特別な日にしか見られない宝物殿を開けていただき、歴史的にも貴重な品々を拝見しました。東海寺や鯨塚でも多くのボランティアの方々に協力していただき、その歴史を学ぶことができ、小雨の中でしたが、必死でメモをとり、質問している子供達の姿が見られました。
商店街の皆様も、お忙しい中、品川にまつわる楽しいお話をしてくださり、学校に戻ってきた後、もう一度お店に伺ってインタビューさせていただきたいと申し出てきたグループもありました。
多くが品川区外から通っている子供達、初めて知ることが盛り沢山の楽しい一日が過ごせたようです。
※あらかじめ、エリア内でグループごとにルートを決めていましたが、なぜか迷子になってしまったグループも・・・。気がついたらエリアを突き抜け、辿り着いたのが天王洲(1時間以上さまよっていたとのこと)、本格的な“探検”をしてしまい、ヘトヘトになっていた子供達もいました。