2008/5/17 土曜日

卒業した留学生が訪ねてきました

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 17:08:35

本校は、毎年10名前後、世界各国からの留学生を受け入れています。ミッションの「世界をこころに・・・」を実現するためです。
始めた頃は、文化の違いから生じる様々なトラブルの連続で、教員も生徒もホストファミリーも本当に大変でした。経験を重ねるごとにプログラムの改善をし、今では本校に在籍した留学生は50人をこえるまでになりました。

先日、このプログラムの2期生、アシュリーがカナダからお父さんと一緒に訪ねてきました。以下、アシュリーを案内した国際交流部の梅田からもらったコメントです。

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(職員室で挨拶をした)あの後、クロスカルチャールームに行ったのですが、アシュリーが在籍していた頃はまだクロスカルチャールームがなくて、「こんな部屋ができたの?」と驚いていました。

壁に1期生のローラ、カースティンから現在の留学生までの写真が貼ってあるのですが、自分のを見つけて、うれしそうな恥ずかしそうな顔をしていました。
お父様は、その写真を、ご自分のデジカメで撮っていらっしゃいました。
図書室の前には、アシュリーが作成したカナダの紹介ポスターがあって「あー、これ!私が作ったの」とお父様に説明していました。

 アシュリーは2期生で、まだ受け入れが本格化する前の留学生なので、当時は毎日手探り状態でした。特に彼女は、最初まったく日本語を話そうとしてくれなくて、このまま続けられるのかとても心配していたのですが、ホストファミリーのご協力もあり、だんだんと明るくなって日本語もめきめき上達して、最後は「もっと品川にいてくれたらいいのに」と思ったほどでした。

今、彼女は20歳で「将来は日本で仕事したい」と言っていました。
日本が大好きで、「今から有楽町と銀座のお米ギャラリーに行く」と言って帰っていきました。

学生の頃の経験は将来に大きく影響します。環境問題の深刻化するこれからの時代に生きる世代にとって、国際感覚を身につけ、協力しあうことは今以上に大切になっていきます。本校の生徒にとっても、留学生にとってもこのプログラムが互いを理解するきっかけになってくれればと願います。