2011/10/25 火曜日

3年生総合学習(社会人講演会)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 14:29:47

「将来、就きたい職業が決まっているか」という質問をすると、本校ではイエスが6割くらいです。

そして、進学先の学部学科が多岐にわたっているのが特徴です。

中高時代に志した職業に必ずしも就くとは限りませんが、ビジョンを持っているのと持っていないのでは、入って来る情報量が違います。

山登りのようなもので、途中でルートが変ってもそこまで登った高さは変りません。その積み重ねが大きな違いを生むのです。

28歳になったとき、仕事、プライベート、何かをあきらめなくてもすむように、願ったものを手に入れるチャンスが広がるよう、品女で過ごす6年間、生徒達は、社会と繋がる様々な体験をしていきます。

そんな催しの一つ、社会人講演会の様子を学年の荒井からご紹介します。

3年生は、10月5日に社会人講演会を行いました。
これは『社会に出て働くとはどういうことか』ということを目的に、4人の社会人の女性に講演をしていただきました。
職業は看護師、公認会計士、予備校営業、旅行代理店営業と幅広い職種の方に講演をしていただきました。

講演では、現在の職業に就くきっかけや学生時代にどのようなことに打ち込んでいたかなどのお話がありました。
職業人というだけではなく、女性の視点からの話もあり、身近に感じた部分もあったようです。

それぞれの方の話を真剣に聞いていたのですが、中でも『英語は仕事をする上で大切である』という話がどの職業の方からもあり、改めて英語の学習の重要性に気づかされたようです。
また、学習面だけでなく、『挨拶をする』『時間を厳守する』『ルール・マナーを守る』といった基本的な生活習慣も大切であることが分かったようです。

生徒の感想の一部を紹介します。

・今は夢や好きなことがないけれど、少しでもきっかけを作れるようにいろいろなことにチャレンジしたいと思いました。
・可能性が無限にあると言ってくれて、今からでも遅くはないんだと思って、やる気が出てきました。
・同じ女性としてかっこいいなと思いました。
・将来どんな仕事に就いても誇りを持ちたいと思いました。
・興味を持ったことに積極的に取り組むことは大事なんだと思いました。

これまで自分の進路を考えたことがあまりなかった生徒が多かったのですが、この講演会をきっかけに少しずつ自分の将来を思い描くようになってきました。
自分の将来を考えることはたやすいことではありませんが、時間をかけて自分の生き方を見つけてほしいなと思います。