2011/8/9 火曜日

文化祭準備 2年生② 

カテゴリー: 行事 — 漆 @ 12:05:39

昨日の続きです。

Life is Tech!2日目。

今日からは各自集合。
私が一番遅く到着しました。

朝から映画『サマーウォーズ』が流れる教室で、PC使いながら各自好きなことをやっているという自由な空間。
子供にとってはこういうことも心地がいいんだろうなぁ。

さて、今日は昨日の予告通り、プログラミングを打ち込み、システムを組むという作業を行いました。

C言語というプログラミング用語を使うのですが、聞いたことも見たこともないものですから、1つひとつが理解するのに時間がかかりますが、丁寧に教えてくださいます。

今日作ったのはカウントアプリ。
ボタンを押すと元ある数字に1足されたり、引かれたり。そういう風にアプリが動くよう、指令を自分たちで書き込みます。

ちょっとした動きなのに、1つひとつ指示してあげないと動けないんですね。

子供たちは、集中して楽しそうにやっていました。

やりながら「学校の授業より楽しい?」と聞いてみました。「はい!」と。
まあ、答えはわかっていましたが。

私も今回久しぶりに授業を受ける立場になりました。
わからないことをこんな風に言ってもらえるとわかるんだ。とか、こんな風に動き回ってくれると質問しやすいんだ。とか、普段忘れていたことを思い出しました。

いい体験です。

今日は、慶応の院生であるメンターさんに、『プログラミングとは?』というお話を聞きました。これがすばらしく分かりやすい。勉強になります。
とても学生さんとは思えません。

私たちも子供たちに理解させるのに身近な例から入るという手法を使いますが、それを見事にやっておられました。
おかげで、子供たちも難しいプログラミングの概要を理解した様子。

そしてさらにさらに、今日はもう1名慶応の院生さんで、『かわいい検索』というシステムを作られた方にお越しいただいて、お話を伺うことができました。

大学って何するところがいまいち分かっていない子供たちに、実物大のお手本を見せていただく機会って滅多にありません。
そしてその方がとても楽しそうに「好きなことをやっているのよ!」と胸を張っていってくださるその姿が、何よりも子供たちには刺激です。

また、その方の研究室にお邪魔して、どんなところで研究をしているのかも見せていただきました。

 

私もこんな研究室見たことない!
ロッヂ風のお宅のような研究室。

大学生活に夢が膨らみます。

さて、昼食後は本来の目的であるお弁当アプリの開発に取りかかりました。

サポートしてくれるのはスーパー中学生@灘中&早稲田中。
自分たちの計画しているアプリをスーパー中学生に伝えて、それがプログラミングできるかどうかを考えてもらいました。
(本当にありがとうございます。)

各自仕事を割り当てて、画像を探したり、作ったり、素材を集めたり。
それでも自分たちの目指したアプリ。
一生懸命やっております。

「子供のスイッチ、どこにあるんですか?」と聞かれることがしばしばあります。
正直、どこにあるということを明言することはできません。
しかし、このような様子を見ていると、子供たち興味のあることや楽しいと思うことと、大人が推奨したいことの中間を探っていくことが大切なのではないかと思われます。

もちろん、子供たちの好きなことだけではいけません。社会で生きるための基礎学力が基本です。
ただ、それだけでは彼女たちのスイッチを押すことはできません。
色んなことをやらせて、色んな刺激を受けて、それが自分の将来への活力になることもあります。
私たち大人は彼女たちに色んな環境を与えることが仕事なのだと改めて思いました。

お弁当アプリ。結構面白くなりそう!
楽しみに待っていてください。