2007/12/3 月曜日

英語のスピーチ

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 10:25:36

567.jpg中等部の各学年で、これまで習ってきた英語を「使う場所」として英語のコンテストが行われました。中1、中2は文章を暗唱して話すレシテーション、中3は自分で英作文した原稿でのスピーチのコンテストです。

中1の「Sour grapes」はきつねが葡萄を取ろうとして何度もジャンプしたけれど結局手が届かず、最後に「あんな酸っぱい葡萄いらないよ」と負け惜しみを言うというお話しです。毎年恒例の文章で、中1がジェスチャーをつけて一生懸命きつねの気持ちを表現するところがとてもかわいいんです。

中2はキング牧師の「I have a dream」英語科の教員は、単に課題の英文を覚えるのではなく、そのスピーチが生まれた背景を理解し、それを通して「何を訴えたいのか」を知った上で、暗唱するように指導をしているそうです。なるほど、スピーチに迫力があって内容が伝わり、グッときました。

中3は自作のため、発音やプレゼンのうまさだけでなく、文章の中身も評価されて代表が選ばれます。そのため、中にはスピーチそのものはあまり得意でなくてどうしよう~と必死で練習した子もいたそうです。実社会では「伝える中身があること」が大切なので、いいチャンスになったと思います。

どの学年も初めから終わりまで全てを生徒が英語で仕切るのも特色ですが、司会者も堂々としていました。留学生達が横で聞いていましたが、うんうんと頷いていましたからしっかり通じていたのでしょう。私の時代はカセットがすり切れるまで何度も聞きましたが、今の子は生の英語に接する機会が沢山あるので、発音も自然でうらやましいです。

中1はすでに英検5級に全員合格(満点の50点で合格した生徒も複数)上の級に進んでいる子もいてこれからが楽しみです。このような「英語を使う行事」をエンジンにしてさらに将来、国際コミュニケーションのツールとなる英語学習へのモチベーションを高めていってほしいです。