大学出張授業(北里大学)
今日から夏期講習の第4期が始まりました。
大学教授出張授業のシリーズです。
担当の横井から報告です。
北里大学 薬学部 吉山友二 教授 「くすりの上手な使い方-医療現場で活躍する薬剤師」
まず、東日本大震災の被災地ではカルテなどが流され、何を投薬して良いか分からないため、できることが限られている現状、そして適切な投薬の重要性を教えていただきました。
続いて、大学の授業では「パフォーマンスゴール」ではなく「ラーニングゴール」、学ぶことで能力を高めていくことを目標としてほしいという姿勢について。
これは、今すぐに実践できることなので、ぜひとも心がけもらいたいですね。そして、具体例を交えながら薬剤師に求められているものを分かりやすく説明していただきました。
おしりとおしるを聞き間違えたご老人が坐薬をお味噌汁に入れてしまった話や間違った薬の飲み方で入院する患者が1000人中100人程いるといった話から、生徒たちは患者さんにしっかり説明する大切さを感じ取ったようです。最後に、新しい治療法である「時間治療」をご紹介いただきました。
すべての生き物に存在する生体リズムを利用してくすりの効果を高める治療法です。
実体験や授業で学んだ知識を生かした質問も出て、最新の治療法に関する知識によりいっそう興味を持つことができたようです。