卒業式、支援活動、今後の予定など
先週の金曜、卒業式を行なうことができました。
地震の日は登校日でしたので、下校途中の生徒も学校へ戻り、登校していた全員の無事がすぐに確認できました。しかし、6年生は受験等で各地に散っていたため、安否確認に数日がかかり、この間は生きた心地もしませんでした。
全員無事にこの日を迎えられたことに心から感謝すると同時に、命ある自分達はできる限りのことをしていかなければならないとの思いを強くしました。
式に参加した生徒達からも申し出があり、有志が募金活動を行いました。
前回のブログでご紹介した災害支援ＮＧＯジェンによれば、被災地のニーズは刻々と変わるそうです。そこで、必要なタイミングで必要なものが届くよう、週替わりで支援物資を集め、被災地に届ける仕組みを作ったそうです。ご協力いただければ幸いです。
昨日、福島の親戚が東京に出てきましたが、被災地に追い打ちをかける風評被害に苦しんでいると言っていました。
誰しもが不安になるこういうときだからこそ、客観的に情報を取捨選択し、冷静に行動することも自分達のすべきことの一つだと感じました。
卒業式のあと、あるお母様から
「品女の子は人の為に頑張りますね。私は医療機関に勤めていますが、同僚に品女の卒業生がいて、頼りになります。自分から動いて、いなくなった人の分も埋め、何人分も働いていますよ」と言われました。
たまたま、自分のかかりつけ医が患者をおいて関西方面へ移動してしまったことにショックをうけていたこともあり、胸がジーンとしました。
不安定な交通状況にも関わらず、6年生のために式に参加してくれた5年生にも感謝です。
緊急メールで先週ご連絡しましたが、本校は通学地域が広いので、停電によって交通機関に影響が出た場合を考え、修業式は４月８日（金）に延期しました。４月３日（日）まで生徒は登校できません。（それ以降はＨＰとメール配信を確認してから登校してください。）
その間予定されていました、軽音楽部、ダンス部の発表会、指揮者の飯森範親さんをお招きしての吹奏楽部チャリティーコンサート等、部活関係も残念ながら中止または延期とします。(私の講演会も5月25日に延期になりました）
入学式は現在のところ、予定通り行なうつもりです。新入生歓迎会もできるだけ行ないたいと考えています。
生徒の登下校の安全を最優先しつつも、生徒にとって大切な行事、学校生活に極力支障のないようにしたいので、日々変化する状況を見ながら慎重に検討していきます。
なお、校舎についてご心配をいただいているかもしれませんが、本校の校舎は関西での震災の直後に新築、またはリフォームされたため、耐震にはかなり気を遣っています。
校舎を点検したところ、理科室の実験器具、家庭科室の食器等の破損もありませんでした。一部、蛍光灯のカバーがずれたところがあり、直しています。
また、耐震のため、校舎の接続部に作ってある空間の上にヒビが見えるので（もともとそこで揺れを吸収するため隙間が空けてある部分ですのでご安心を）春休み中に修繕予定です。
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