2009/3/30 月曜日

修業式 28歳その後のロールモデル③

カテゴリー: 卒業生,行事 — 漆 @ 14:41:27

修業式に引き続き、今年度で学校を退職する教員の離任式では、目標、チャレンジといった本校らしいキーワードと、生徒との別れを惜しむ愛情にあふれたスピーチが続きました。

img_3954.jpg卒業生のみなさん、誰だか分かりますね。在職37年、今年の卒業生には「お母さんも教え子」という子が二組いたそうです。

・みんなには目標を持って夢を実現してほしい
・品川女子学院の生徒としての誇りを持った振る舞いをしてほしい。離れても品川ファミリーとしてずっと見ているから。
・自分自身に誇りを持てることを一つ作ってほしい。自分にも自慢できることが一つある。それは、「時間を守る」ということ。37年間で学校を休んだことは一回だけ。

話を聞いている生徒の目にも涙。私も若い頃からこれまでずっと励まされ、支えられてきた日々を思い、感謝の気持ちとこれからの心細さがこみ上げました。

体育館からの帰りの廊下で。

「もう、あの子達ったら式が始まる前に騒がしいから、話どころでなくて、考えてたこと真っ白になっちゃったわ。でも、一人ひとり見るとみんないい子なのよねぇ。やっぱり一人ひとりをよく見るってことが大切ね」と、にっこり。

壇上からお別れの挨拶をするときも、「誇りを持ってほしい」と語るところで、「最近は少なくなったけれど、登下校のマナーで苦情が来たりすると私はとても悲しくなります。スカート丈も、たかがスカートと思ってない?そういうことが実はとっても大切なのよ」といつもの調子でした。

厳しく叱るときも、細かく指導するときも、いつも生徒一人ひとりへの深い愛情がこれられていました。

いつまでもお元気で。人気だった「担任ブログ」から、今度は是非、「百名山の登山ブログ」を書いてくださいね。

(土曜は、卒業生が別れを惜しんで集まって来ました。21歳、25歳、30歳になる卒業生達が共同で送別会を企画したそうで、その数なんと、百人以上。この様子はまた後ほどご紹介しますね。)

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