春休みの授業
先週の土曜で春期講習が終わりました。講堂では、先日ご案内した金融経済系の特別講座の発表会がありました。 生徒、保護者、卒業生、新入生、外部の方も含め、100人のお客様がいらっしゃいました。 |
まずはじめに、特別講座を受けた生徒たちから授業の概要とエッセンスのプレゼンを行いました。 |
次に特別講座の講師をしてくださった和仁さんのスピーチがあり、 いよいよ「1シート★ビジネスプラン・コンテスト」の始まりです。 |
参加者の中から4人の生徒がプレゼンをし、4人の審査員が評価して、優秀賞を決めました。
審査員は、和仁さんと私と行動科学マネジメントの石田淳さん、ビジネスで使える英語コーチのクリス・フォスケットさんです。
1)ビジネスとしての着眼点
2)収支計画の妥当性と見通しの良さ
3)プレゼンテーションの説得力の強さ
の3つの視点で評価しましたが、どれも個性があって票が分かれてしまい、困ってしまいました。
優秀賞は自分の体験に基づき、将来の日本のためにと考えた「農業コンサルタント」の提案をしたプランに決定しました。
皆さまからいただいた感想からいくつかご紹介します。(一部要約させていただきました)
・学生の頃に思い描いていた夢を思い出させてくれた(一般)
・高校生のプレゼンに感激。こういう機会には是非参加させたい(保護者)
・自分の未来の仕事の参考になった(新入生)
・ビジネスプランの発想が豊かで中身も深く、一社会人としてよい刺激を受けた。プレゼン能力も大変高く、入学予定の娘の数年後が楽しみになった。(新入生保護者)
・将来の夢が明確にできるのがすごい。何事にもお金はついて回るので、学生の自分も勉強になった。(生徒)
・プレゼンの内容とビジョンの明確さに感動した。このような「なでしこ」が増えれば日本は元気になると確信できた。(中略)社会人になる前にこのような将来の仕事につながる勉強、体験ができる場は大切。(一般)
・フレッシュなエネルギーに触れ、自分が今後は次世代を応援していく姿勢を持つことの大切さを学んだ。(一般)
・高校生達が夢を叶えてほしいと願っている。(卒業生)
・人との縁を大事にしたり、「きっかけ」を持つということは大事なことなのだなぁとあらためて感じた(生徒)
・品女がメディアに取り上げられる時は高校生に起業を教えているようなイメージが先行し、危惧していたが、プレゼンは広く社会背景を考えており、お店にとどまらず、あらゆる社会活動に応用できる考え方を身につけていると実感。「安心」そして「感心」した。(中略)保護者として誇りを感じた。(保護者)
・先輩のプレゼンの仕方や将来高校生になったらどんなことをするのかが分かった。(生徒)
・環境があれば高校生でもここまでできると大きな気付きを得られた。(一般)
・我が娘もいつか積極的に特別講座に参加してくれるといいなと先輩の生徒さんを見て思った。(保護者)
・生徒が主体的にイベントに参加している姿が印象的(一般)
お客様の中には「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」等のベストセラー作家でもある公認会計士の山田真哉さんもいらして、あとでブログに
「現実(会計)と夢(ビジョン)のバランスが取れた計画」
と紹介してくださいました。
生徒はかなり緊張した様子でしたが、普段お目にかかることないような色々な立場の方々、専門家のみなさんの前でプレゼンした経験はきっと将来に活きてくることでしょう。
会場のみなさん、生徒を温かく見守ってくださりありがとうございました。
この講座が実現するまで、そしてこの会が無事終了するまで、多くのみなさまにご縁とお力添えをいただきました。
和仁さん、みなさま、生徒達にこのような機会を与えてくださり、ありがとうございました。
先日、廊下で生徒から
「先生、前から言おうを思っていたんですが、特別講座のアウトプットも考えた方がいいですね」
と言われました。
私は、「参加した生徒の将来に小さな種がまければ」と思っていたのですが、今回この会を体験してみて、多くの方々とそれをシェアすることの大切さを実感しました。
最近、生徒に背中を押されることが多くなってきたような・・・。ビジネス系の学習は賛否あるので、時々、くじけそうになることもありますが、勇気をもらいました。