小笠原流礼法の授業⑤
この日は、和食器の扱い方、鶴の箸置き作り、玄関での作法です。(各担任のブログから写真を拝借。)
![]() お嬢さんのお箸と鉛筆の持ち方、大丈夫ですか? |
![]() お宅に上がる際、脱いだ靴をそろえるため振り返るとき、お家の方や床の間にお尻を向けないように身体の向きを変えます。(靴の向きを優先しておしりから上がっている人いませんでした?) |
![]() ![]() |
白木の箸は、どんなにきれいな塗り箸よりも上位というお話に、生徒たちはびっくり!1度しか使わないことで神聖さを表し、食べる側だけでなく持つ側も細くなっているのは神様と一緒にお食事をするということを表しているそうです。
ああ、それなのに・・・。
作法室から帰る途中にある白い彫刻の上に、せっかく作った箸置を置いていった人がいました。
だれ! 鶴が泣いていますよ。私も泣けてきます。(お嬢さんに「あの、素敵な箸置どうした?」と聞いてみてください)
でも、まかない種は花を咲かせません。礼法の体験を通して、早い遅いはあっても、一人ひとりの生徒の心に日本の作法のその奥にある「思いやりの心」「物を大切にする心」が根付いてくれることを祈ります。