小笠原流礼法④
この日は「すれ違い方」と「菊花結び」を習いました。
「菊花結び」です。見るからに難しそうですが、中には空間認識能力があってさっとできてしまう子もいます。まわりの子に教えてあげていました。(担任も事前にかなり練習したようです。私は数学も図形が苦手だったから挑戦せず。) | |
道で人とすれ違うときの作法です。
相手の通る道幅をあけるため、すれ違う前に止って、礼をして相手が通りすぎてから頭を起こします。 こういう心遣いが日常からできるようになることを願っています。 |
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留学生です。上手!朝も、「おはようございます」と明るい声で挨拶してくれます。私の後ろから通るときも必ず挨拶をしてくれて、すがすがしい気持ちになります。 |
通学時、生徒が学校前の歩道橋を広がって歩いたりして近所の方に迷惑をかけることがあり、教員が立って繰り返し注意を促しています。それでも家まではついていくことはできないので、通学時に電車に人を押しのけて乗ってきたなどと苦情をいただくこともあります。
思いやりある所作、美しい振る舞いは日常生活の積み重ねで身についていきます。りっぱな礼法の教科書を買っていただいていますので、是非、ご家族でご覧いただき、ご家庭でも取り入れていただければ幸いです。
かくいう私も、初めて知ることも多く、こんな授業を中学生のときに受けられる生徒がうらやましいです。
(新任の頃、振り返らずにドアをしめ、後ろから来た先輩の先生に「扉を後ろ手に閉めるなんて!」と叱っていただいたこともある私です。生徒達には大人になって恥をかかせたくないとしみじみ思います。)
昨日から期末テストが始まりましたので、しばらく校長日記は不定期になります。