シニアの食生活実習
今日は5年生の調理実習の試食をしました。
完成する頃を見計らって調理室に行くと、手前の班はもうすでにほとんど完食。「お先にいただいてます。私たち一番にできたんです。」
教室の中程に、まだ配膳できず鍋を囲んでなにやら険しい顔の班。
「これまず~い!味見してみて」
「ええ~友達にまずい物食べさせるの~?」
「うっ、後味、あ・ぶ・らって感じよね?具だけ食べて汁は残そうか?」(私の試食、この班にあたりませんように)
奥の班から「先生、ご飯できました!」(ほっ)
「席はこちらです。お魚が一番きれいにできたので。校長先生のはりっぱなのにしなさいって言われました。」
班でいただきますをして、いざ試食。けんちん汁は・・・お、おいしい!
(しかし、一品ごとに担当者が違うので油断はできません)
たらのレモン焼き、秋の吹き寄せご飯、茶碗蒸し、そして最後のわらびもちまで大丈夫でした。ふぅ~。
今日の実習は「敬老の日」を前に、ライフステージ別の栄養摂取の注意点をふまえたシニア向けの献立でした。同じ献立を少しアレンジすると乳幼児向けの献立にもなるという優れもので、一つのメニューを工夫することによって家族の中の様々な年齢層に対応するという知恵が学べます。
(うちは4世代8人家族だった時期もあるので自然とこういうことが学べましたが、今の生徒にとっては、これも学校で学ぶ知恵なのでしょう。きっと将来役に立ちますよね。本校の料理実習は教科書の範囲を超えてかなり高度なんです)
お家に帰ってお祖父さま、お祖母さまに作ってあげてほしいです。(あ、でも、全品作るには一班全員そろわないといけないのかも)