軽音ライブ♪ 写真部活動報告
昨日は特別講座が二つありました。私は中等部の方に出ていましたが、高等部もかなりもりあがったとのこと。のちほど担当からご紹介します。
軽音楽部のバレンタインライブものぞいてみました。観客の生徒達もかなり入っていてこちらも大盛り上がり!舞台の下に立ってノリノリで応援している子達もいました。
今日は写真部顧問、瀬戸口からの活動報告です。
好きな部活を高校受験で中断することなく続けられることも一貫校の魅力です。
去る1月29日、恵比寿にある東京都写真美術館にて「スクールプログラム」に参加してきました。
今回参加したのは中等部5名、高等部5名の10名です。みんな写真好きなので、いつか連れて行ってあげたいと思っていましたが、とても人気のプログラムでこれまでなかなか予定が合わずにいました。
今回やっと念願が叶ったわけです。東京都写真美術館のことを知らなかった、あるいは、行ったことが無かったという生徒がほとんどでした。
美術館では、学芸員の方に加えてたくさんのボランティアスタッフさんがこのプログラムに関わってくださっています。自分たちの人数は10人ですが、教えてくださったスタッフの方も10人かそれ以上。
「私たちのために予定を合わせてくださっている」「ありがたくて、頭が下がる」と驚きつつ、ぺこぺこする写真部員。
まずはピンホールカメラを使っての撮影をしました。ただの缶に見えますが、実はこれがカメラ。針くらいの大きさの穴が開いています。内側には黒い紙が貼ってあって、これに印画紙を入れて撮影。撮影と言っても、どうやってやるのでしょう?
これが撮影の様子です。穴の部分はテープでふさがれているのですが、それをはがしてしばらく置くと写真が撮れるのです。日光の強さによって撮影時間が異なりますが、冬ですので今回は3分間でした。
3分間ずっと、ポーズを変えずに被写体になる部員の様子です。その後は現像方法も教えていただきました。
次に、カメラ・オブスクラの作成。ごく普通の紙にレンズをとりつけて、カメラの基本的な仕組みを学びます。
これば、カメラ・オブスクラの段ボールバージョン。ここから外を見ると、画像が逆さまに映って見えます。生徒は感動していました。不思議ですよね。
さらにそれを使って顔写真を撮影。この紙のカメラを使って写真が撮れるのです。印画紙を中に入れて、ふたをして、3秒間ふたを開ける。そうして、お互いの写真を撮り合いました。
「ヘン顔していいですか」と言って、みごとな「寄り目」をする部員。
これらの写真もまた現像をさせていただきました。ネガの状態なので「顔が怖い」とみんな笑っていました。
プログラムが終わるまでに2時間半が経ちましたが、本当にあっという間に過ぎました。手とり足とり、丁寧に教えてくださったスタッフの方々にお礼を言って美術館をあとにしました。
世の中は何もかも今「デジタル」です。デジタルカメラに慣れた生徒たちも、今回、少しフィルムカメラにも興味を持ったかもしれません。原始的なカメラを手にして、何か新しい、きっかけのようなものを得てくれたならいいなと思いました。