ボランティアのチョコレート ⑰教科イチオシ見学会【横浜弁護士会】
昨日はフラワーアレンジの写真でしたが、今日はバレンタインのチョコレート。
これ、生徒が持って来てくれました。ちょっと気が早いんじゃない?と思ったら、こんな話が・・・。
この詰め合わせは真ん中のチョコ一個分が空になっていて、その分がNPO法人キッズドアを通じ、国内の児童養護施設など子ども支援の寄付になる仕組みです。
持って来てくれた子は、これを販売するボランティアをしていたそうです。
そのとき、取材にきたカメラマンの方が偶然にも在校生のお父さんで、彼女の制服を見て「品女!」と気づき、
「あなたからということで校長先生へ渡してこのプロジェクトをブログで紹介していただいたら?」と買ってくださったそうです。(本人、そのまんま言ってしまってますが。それを書いてしまう私も私ですね。)
メディアでも取り上げられていますからご存じの方も多いかと思いますが、私も調べてみたところ、素敵な取り組みだなと感じたのでご紹介させていただきます。
こんなところにも品川ファミリーの縁があるんだなぁと、なんだかほのぼのした気持ちになりました。
教科イチ押し、担当北原からの報告です。
3~5年生の計15名で、横浜弁護士会を訪問しました。
今回担当してくださったのは弁護士の方2名と、司法試験に合格されて修習中の方1名でした。
みなさん女性で、弁護士お二人のうち、お一人が旧司法試験に3回目で合格した方で、現在は法律事務所を共同経営されている方でした。もうお一人は、ロースクールを卒業後、新司法試験で1回目合格した方でした。
弁護士というお仕事は、生徒からの事前質問では「すごい」「頭が良い」「できる人」「多忙」というイメージが強かったようでしたが、お仕事内容や時間、プライベートとのバランスなど具体的なお話をしていただき、憧れだけではなく現実のお仕事をイメージできたと思います。
お話いただいた内容を一部ご紹介しますと…
「Q:司法試験に合格するまで、どのくらい勉強しましたか?」
「A:直前は1日10時間くらい。ただ、勉強というより、追い詰められた時に対応できるかを試されているんだと思う。」
「Q:弁護士になるとすぐに事件を担当しますか?」
「A:私は2日目から1人で行かされました(!)が、一般的には1年後くらいでしょうか。」
「Q:弁護士になってよかったことは?」
「A:自分のペースで仕事ができる。結婚しても出産しても変わらず仕事が続けられる。」
「Q:弁護士という資格をもっていることで、周囲からの反応はどうですか?」
「A:うらやましがられるけれど、男性からはあまりもてないかも(笑)。」
お三方とも気さくに、普段伺えないようなことにまでお答えいただき、本当に貴重な時間となりました。
また、裁判員制度が始まってからは裁判の傍聴者が格段に増え、国民の裁判に対する関心が高まっていることを肌で感じている、というお話もありました。
現在、誰もが裁判員として裁判に携わる可能性があります。法曹界には今後とも注目が注がれていくことでしょう。
弁護士というお仕事についてはもちろんのこと、生徒たちの10年後を見据えたお話をたくさん伺うことができました。15名の生徒の中には、未来の弁護士さんがいるかもしれません。