2006/7/8 土曜日

メディアリテラシー講座の第2回目

カテゴリー: 28プロジェクト:社会 — 漆 @ 12:00:00

80.jpg今週、中学2年国語特別講座「メディアリテラシー講座第2回」を実施しました。国語科の担当者からの報告をもとにご紹介します。

講師の堀田純一氏は、共同通信社でロンドン特派員、メディア局次長、編集局企画委員などを歴任した方です。日本記者クラブ会員でもあり、自由学園で新聞記事解説も担当されています。

講座では、「通信社って何?」からはじまって「インターネットと新聞・テレビのニュースの違いは?」「アメリカ地方紙のNYタイムズやワシントン・ポストが日本で有名なのはなぜか?」など、特派員時代のエピソードなどを交えてお話しして頂きました。

新聞を読む意義は「自分が分からない、ということがわかること」というお話しの例として、
「日本の借金8兆円はなぜ問題か?」と聞かれ、ポカンとする生徒達。
「1兆円とは毎日100万円使い続けて、237年間かかるお金」と説明されると「え~っ」という声。
これが実感できるとニュースの重要度がわかり、自分の知らないことが沢山あることに気づくというわけです。

国語の授業でメディアに興味を持った子供達がこの講座をとり、更にその興味を深めていく。こういう一つ一つの積み重ねが、生徒達の将来の夢につながっていきます。