2010/10/16 土曜日

楽しい保護者会

今日は3年生のPTA主催で保護者のみなさんへ講演をさせていただきました。

「やる気のスイッチはいつ入るのか?~そのときのため親がすることしてはいけないこと~」というテーマです。

この時期は反抗期とも言われ、親子のコミュニケーションが難しくなる時期。親御さんから見ると、
「いったいうちの子のスイッチはいつ入るの?試験前だというのにいつ勉強を始めるの?このままで将来は大丈夫なの?」
と心配がつのります。

一方、子どもにしてみると、
「自分のペースでやらせてほしいのに、やろうと思ったとき『早くしなさい!』と言われると、やる気のスイッチも切れる」と不満がたまります。

親には愛情と経験があるので、つい、口を出したくなりますが(もちろん、出すべき時もありますが)小学生のときのようにはいきません。よかれと思ってすることが、逆効果ということもあります。

では、どうしたらいいのでしょう?

子どもに聞くのが一番!

と、3年生にアンケートに協力してもらい、
「親に言われてやる気のなくなる言葉」「親に言われてやる気の出る言葉」等々を集めました。
(こんなこと誰が言ったの?というものもありましたが、無記名ですのでご安心を)

私自身、再認識したのは、同じ言葉でも、やる気になる子とやる気がくじける子がいること、同じ言葉でも誰に言われるかでまったく感じ方が違うということです。

そんな生の声も交えながら、これまでの卒業生のエピソードを中心に保護者のみなさまが、お子さんを長い目で見られるようなお話をしました。

さらに、今、大学4年に在学中の文系・理系の卒業生1人ずつにも参加してもらい、親御さんと生徒の間の立場から、体験談や感想を語ってもらいました。「部活がやる気のでるきっかけだった」「親が勉強しろと言わずにサポートしてくれた」「夢と無理だと言わずに協力してくれた」・・・・

これが、大好評!

明らかに私が話しているときより反応がよかったので、講演の途中、どんどん話を振ったのですが、さすが品女卒のプレゼン力、まるで綿密な打ち合わせをしたかのように実話を交えながら話してくれました。
(この演出、思いついたのついこの間で、昨日の夜、質問事項を送ってぶっつけ本番だったんです。ありがとう。)

「反省しました」という親御さんもいらして、少しでも親子のコミュニケーションの役に立てば、うれしいのですが・・・出過ぎず、スイッチの入る環境をサポートしてあげてくださいね。くれぐれも、「人によって違い」ますからね!!

その後、保護者会、懇親会と続きました。全体会では、新潟で放送された岩塚製菓との取り組みの特集番組もご覧いただきました。

クラス懇親会。日常の学校生活の様子など、担任が、映像でお見せするクラスもありました。某クラスをのぞくと、あるお母様が、「○○先生、最近ブログご無沙汰なので、ここでまとめて見せてくださってるんですよ」とのこと。担任ブログ、よろしくお願いしますよ。(私と競争しなくてもいいから) 
クラスごとおやつタイム(お菓子の種類がそれぞれ違っていて興味深かったです。中には薔薇のマドレーヌの愛校心豊かなクラスも) 
文化祭で試食をし損ねた方々のために、生徒の企画している岩塚製菓の「ふわっと品女バージョン」全種類も。

*10月26日(火)安倍晋三元総理大臣とジャーナリスト黒岩祐治さんが来校くださり、私と教育に関するお話をすることになりました。折角の機会ですので、3年生向けの公開講座にしました。生徒の皆さんには社会へと視野を広げるよい機会としていただければと思います。(内容的には高等部にも呼びかけたかったのですが、日にちがどうしても試験にかかってしまうため残念でした)