制服は私服?
昨日は、体育館でピラティスの講座をやっていたので、顔を出しました。保護者、生徒のみなさんも数人、参加していました。ちょっと見るだけのつもりが、つい参加。いつも使わない奥の筋肉を使ったので今日は何となく筋肉痛が・・・。
午後は他校の文化祭へ。ここでも保護者の方、数人にばったり。ご兄弟が通っているんですね。
その学校の廊下にこんな貼り紙が・・・
「制服は私服ではない。したがって、着こなしなど必要ない」
「なるほど~。いずこも悩みは同じなんだなぁ」と思ったその直後、
「あ、校長先生!」と、声の方向を見ると、見慣れたチェックのスカートが。
しかし、見慣れないカーディガン。
「先生、どうしてここに?」 ニコッと、愛想がいいのはいいのですが、
スカート折ってる!ネクタイしてない!そのカーディガンはどこの?
その後も数組と出会いましたが、よその校で自分の学校の子を注意しなくてはならないとは・・・。
「制服は私服ではない」
そのとおり!制服は自分が通う学校を象徴するいわば「公服」です。
たとえ休日であっても、制服を着るときは勝手に自分の私服と混ぜて着崩さないのがルール。
在校生には、どんなときも、自分が在校生、卒業生みんなの母校を代表していることを忘れないでほしいです。
社会に出れば、どんな組織にもルールがあり、どこへ行っても周りに配慮するマナーが必要です。
そうした社会人としての基礎ができていない人は、どんなに優れた個性があっても、それを活かす2次試験へと進めません。
在学中、沢山の社会体験ができる環境を作っていることも、だめなことはだめと厳しく、しつこく言い続けることも、すべてその未来から逆算してのことです。
卒業後、大切な生徒達が私たちの手の届かないところへ行ったとき、そんなことで泣かせたくない。
これからの社会を支える品女生にそんなところで立ち止まってもらっては困るのです。
夢を掴むチャンスを広げ、いつか、人の役に立つ仕事をするため、品女で過ごす6年間のうちに社会人としての基礎基本を身につけてほしいです。