起業家プログラム事業発表会
今日は、文化祭の起業プログラム(4/19日記参照)の事業計画発表会(ビジネスコンペ)が行われました。
出店を希望する4・5年生の生徒達が21の会社を起こし、5分ずつパワーポイント等を使ってプレゼンテーションををしていきます。
会場には投資家役の大学生が27人参加してくださり、厳しい質疑応答を経て、どの会社に投資するかが投票されます。
「経営戦略」「損益分岐点」といった言葉が飛び交い、生徒達の表情は真剣そのものです。
お好み焼き屋の出店を希望している生徒が、他店との差別化要素について、「店員は全員、広島弁を使います。」とまじめに述べていたのには思わず笑ってしまいました。
企業と提携して商品を提供してもらう店や、独自の製品を販売する店もあります。
途中で提携が行き詰まったチームが「企業との提携の難しさを学んだ。あきらめず、何もないところから自分たちで何かを作り出すという社会活動の基本に立ち戻って商品を考え出した」と語るのを聞き、このプログラムの趣旨を理解しれくれてるんだなぁとうれしくなりました。
どの会社もコンセプトが明確でユニーク、この中から選ぶのは難しそうです。スペースが許せば全店出店させてあげたいのですが・・・。出番が終わって思わず涙ぐむ子供達もいて、その顔を見ていると胸が痛みます。
とはいえ、その厳しさを経験することも生徒達の将来の糧。全チームが全員の前でプレゼンをしているので、お互いから多くのことを学び合ってくれることを望みます。
(写真:時間帯ごとの販売予想数推移のグラフを使って説明中)
*来週6月19日(月)の読売新聞に私の参加したパネルディスカッションの模様が掲載されます。進路指導に対しての考え方、大学へ望むこと等、意見を述べました。