S&Sとアショカ①
1学期に紹介したアショカ・ユースベンチャーについて、後日談を担当の工藤からご紹介します。
S&Sプロジェクト委員会では、(株)サンリオとのコラボレーションで製作した品女キティの根付け13500個が完売し、皆様のご協力のもと2009年3月、「ASACカンボジアに学校を贈る会」を通じてカンボジアに小学校を建設することができました。
その1年後には委員会で活躍した卒業生たちが現地の小学校を訪問して子供たちと交流してきました。しかし、大きな目標が達成された今年度は、新世代の委員たちが次の方向性をつかむのに試行錯誤の日々を送っていました。
そんな時、アショカよりユースベンチャー参加のご案内がありました。この団体は「情熱×問題」をキーワードに、世界中の青少年たちがチェンジメーカーとなり、自分の好きなことに対する情熱をもって社会の問題を解決していくための支援活動をしています。
例えば、サッカーへの情熱をもった少年がインドのスラム街で学校に行かない子供向けにサッカーチームを設立して不登校を改善したり、宇宙飛行士になりたいという情熱をもった少女が男女差別のない社会を作るためにアメリカの少女たちに理数系に触れる機会を作るキャンプをおこなったりと、現在、18カ国、6万人の若者が参加しています。
S&Sプロジェクト委員会のプロジェクトは、サンリオのキティちゃんが好きという「情熱」をもった生徒たちが、カンボジアの子供たちが学校に通えないという「問題」を解決したという点で、アショカの理念とつながります。それが、このユースベンチャーへの参加につながったのです。
6月10日、本校にてアショカによる特別講座が開講されました。担当して下さった後藤様は、早稲田大学卒業後、銀行マンを経てアメリカ同時多発テロの救助ボランティアをした後、NYで起業するなど、ご自身のプロフィールをふまえつつ、アショカユースベンチャーとはなにかを興味深くプレゼンテーションして下さり、生徒たちは瞬く間に魅了されました。