2010/6/19 土曜日

総合学習 3年生 岩塚製菓コラボ

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,授業・学習・進学 — 漆 @ 18:05:06

今日はオープンキャンパスの日。いらっしゃるお客様のためにも、ボランティアで一生懸命準備をしている生徒達のためにも、何とか晴れてほしいと思っていましたが、やっぱり品女は運がいい!後日、ご報告をしますね。

さて、岩塚製菓とのコラボが進んでいます。去年の食育の授業からはや一年のおつきあいです。

社員のみなさまにたびたびお会いし、現地の水田や工場も見学させていただき、安全なシステムで誠実な社員の方が心をこめてつくる製品の生い立ちを知り、私もすっかり岩塚のお煎餅のファンになってしまいました。(黒豆せんべいはほぼ毎日食べています)

総合学習日の様子を学年主任の田口からご紹介します。

昨年からスタートしています岩塚製菓コラボ授業。

5月29日の総合学習の日に、岩塚製菓の「ふわっと」品女バージョンのクラス代表を決めるプレゼンを行いました。中3になり、「商品開発」の授業を進めてきましたが、いよいよクラスの代表を決める日を迎えました。
中間試験が目前、限られた時間の中でのプレゼン資料作成となりましたが、岩塚製菓の担当の方とのメールでのやりとりでアドバイスをいただきながら、どのグループも準備を進めてきました。コンセプトとターゲットを明確にした商品を生み出すことは、子ども達にとっては初めての体験。
①保障性、②興味・魅力度、③新奇・差別性の観点から評価され、さらにその商品の実現性も含めてクラス代表が決まるということで、プレゼンぎりぎりまで、味・形・食感・ネーミング・パッケージ決めに議論を重ねている様子がうかがえました。
当日は子ども達の緊張はもちろん、岩塚製菓の社員の皆様もいつもとは違った面持ちでプレゼンがスタートしました。どのクラス・グループも工夫を凝らし、自分達の提案を全面にアピールしていました。岩塚の担当の方からは、予想を超えるプレゼンの出来だったとお褒めの言葉をいただき、代表を決めるのに発表時間直前まで協議されたとのことでした。
岩塚製菓の担当の方、生徒の思いが交差し、今まで味わったことのない空気が流れる中での発表。代表に決まった瞬間泣き出した子もいました。
ただ、どのクラスも代表に選ばれたグループへの祝福、そして応援の気持ちであふれ、あたたかい雰囲気の中での表彰となりました。
総評では担当の方のこれまでの色々な思いが込み上げてきたようで、涙ぐまれた方も・・・。「子ども達の思いが伝わってきて、感動的な思い出深い日となりました。」と話されていました。 

クラス代表に決まったグループは、7月14日の槇社長をはじめとする役員の皆様の前でのプレゼン準備と、本格的な試作品作りのための担当の方とのやりとりを始めています。
そして、9月の文化祭での各クラス代表の商品の展示会・試食会を経て、来年2月には、新商品発表会と、まだまだ子ども達の活動は続きます。

最後に、代表には選ばれなかったグループのリーダーが、岩塚製菓の担当の方にお送りしたメールを紹介します。
子ども達の感謝の気持ちが集約されているようです。

『先日は、私たちのコンセプト発表を見てくださってありがとうございました。そして今までありがとうございました。

 班での商品開発の活動をとおして、学んだことはたくさんあります。
 クラスの代表になることはできませんでしたが、みんなで「どんな商品ならお客さんが喜ぶか」などを考えて意見を出し合うことは思っていたより、とても楽しかったです。
 しかし、ひとつの商品のコンセプトをつくり上げることはとても大変なことで、楽しいだけではなく、商品開発の難しさも知りました。

 メールでのやりとりでは、入浴剤のアソート商品についてのアドバイスをいただき、調べたことで自分たちがやるべきことが見えてとても助けになりました。

今回の岩塚製菓さんとのコラボは、私たちにとってたくさんのことを学ぶ貴重な体験になりました。

クラスの代表班の商品が商品化されるように、精一杯協力したいと思います。
これからもよろしくお願いします。』

♪写真↑は、プレゼン・代表班発表の時の様子。可愛い賞状と、全員にご褒美として“えだ豆味”のふわっとを頂きました。→