2007/10/9 火曜日

新しい留学生

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 12:00:00

507.jpg9月に7名の新留学生が来日し、現在6カ国10名の留学生が滞在中です。
この4年で、14カ国、45名の留学生が本校で学びました。

このプログラムは「世界をこころに・・・」の本校ミッションにむけてスタートしましたが、当初はまさに「いばらの道」(あ、茨もバラか・・・)私自身も内心「もう無理かも・・・」と何度も思いました。

ホストファミリー、ホストスチューデント、クラスメート、派遣団体のみなさん、留学担当の教員、担任・・・様々な人々の協力で、今は「普通の中高でここまで受け入れプログラムが充実している学校は他にない」と言われるまでになりました。

在校生は留学生と交流することにより、日本にいながらにして様々な国の文化、習慣、価値観を学び、留学生も同様に多くを学び、日本が大好きになって帰国しています。
学生の頃の友達は一生の友達といいますが、実際、家族旅行や、大学の卒業旅行で友人になった留学生の国を訪問するなど交流が続いています。

この子たちのこの経験が、いつか国際貢献に繋がる日を夢見て、国の受け入れ方針の変更など困難が見込まれている今後もなんとか継続していきたいです。

さて、以下、担当の工藤から留学生のおもしろ一言紹介です。在校生の皆さん、学年にかかわらずどんどん声をかけてあげてくださいね。

【ジョアナとジナー】4月来日
ジョアナさん(NZ)とジナーさん(ドイツ)は4月の来日当初「ありがとう」しか言えませんでしたが、
ダンス部や弓道部に入り夏休みが明けると、すべて日本語で話が通じるようになっていました。

【モニカ】6月来日
ラオスから来たモニカさんは初登校の翌日にいきなり欠席。クラスメイトが心配していると
「靴を履くことに慣れていなく足が痛かった」のだそうです。

【ジェシカ】9月来日
9月に来た台湾のジェシカさんはさすが、漢字の知識が豊富です。
「嫌いな食べ物は?」と聞いたら「発音は分からないけど書ける」と言って黒板に「牛蒡」と書きました。

【マニュエラ・ユーリア】9月来日
ドイツには文化祭がありません。初めての行事を終えて「楽しかった」という日本語を覚えました。
「日本には小さい物がたくさんあるのにコロッケはドイツのよりもとても大きくて驚いた」そうです。

【ガブリエラ】9月来日
9月に来たガブリエラさんは初のチェコ人です。会う人みんなに「スロバキアとは違う」と説明しています。
茶道部に体験入部し、お茶に感動していました。

【サラ】9月来日
9月に来日したサラさんは、カナダからクラリネットを持参しました。吹奏楽に入るのでは?
と思ったらクッキング部に入部しました。職員室を訪ね、きちんと顧問の先生に挨拶をしていました。

【エンマとオウティ】9月来日
文化祭当日に来日したフィンランドのエンマさんとオウティさんは、すでに日本語が通じます。
4年間独学で日本語を学び、ウェイティングリストに登録してから1年半も来日するのを待ちました。
(ホストスクールやホストファミリーが少なく、来たくても来られない留学生が沢山いるのです)
エンマさんは初めて教室に入るとき、靴を脱いだそうです。。。

【メイ(卒業生)】(番外編)昨年4月来日
ミャンマーから来た卒業生のメイさんはテンプル大学の学生になり、現在日本語講師として本校でボランティアをしてくれています。

(クロスカルチャールームにて。)