一学期の総合学習(③中3、とらばーゆ編集長河野純子さんの講演会)
一学期末の総合学習、中2は宿泊行事の準備でしたので、中3の講演会をご紹介します。この日は保護者の方のご紹介で、とらばーゆ編集長の河野純子さんにお越しいただきました。
(河野さんのブログはこちら→http://blog.toranet.jp/blog/K01/)
河野さんは「28歳」で週刊住宅情報副編集長、34歳でとらばーゆ編集長に就任と、経歴もさることながらお話しの内容も、正に「歩く品女ミッション」のような方でした。
(歩くと言えば、走るのもお得意でホノルルマラソンにも出ていらっしゃるそうな。思わず、「一緒にトライアスロンやりませんか?」と誘ってしまいました。)
生徒達と同年代だった頃はバスケ、陸上など部活に夢中で、その体力が仕事にも活きているそうです。また、このころ大人から言われた「女のくせに」という言葉によって生じた問題意識が現在の仕事につながっています。
高校時代に「将来は雑誌を作る人になりたい!」と考えて文系へ。大学では、社会心理学を専攻、卒論のテーマは「性役割の習得過程とライフプラン」28歳の時「週刊住宅情報」副編集長に昇進したことで、視界がぐんと広がり、仕事の本当の面白さに気づき、仕事をずっと続けていく意志が固まりました。
そんな自分になれた理由は・・・
◆女性にもチャンスを与えてくれるフェアな会社を選んだ
◆「好き」を基準に仕事を選んだ(好きなことなら頑張れる)
◆志の高い仲間や、上司に恵まれた
◆基礎体力があった
◆目の前の仕事をしっかり頑張った
34歳でとらばーゆの編集長になり、雑誌の編集スキル+働く女性を応援するというテーマというそこまで培ってきたことすべてが繋がり、自分らしい仕事、自分らしい貢献ができるようになりました。
生徒達へのメッセージは・・・
◆目の前のことに一生懸命になって、人間力を磨こう。あれこれ迷わずに、目の前にある山を登ることが大事。どのコースから登っても、人間力は磨かれる。そしていつかはちゃんと、自分らしい頂にたどり着く。
◆女性に対する社会の期待の高さを知ろう。これからの日本の社会は、女性の活躍なしでは活性化しないことを知ろう
「女のくせに」といわれた言葉、「お嫁さんコース」を希望していたご両親、次々とハードルの高くなる仕事、目の前に表れるひとつ一つのことにきちんと向き合い、乗り越えてきた結果が現在のお仕事に繋がっているんだなぁと感じました。
「だめとおもわず、まずやってみる。目の前のことをしっかりやる」という言葉に、生徒達もうんうんとうなずいていました。
素敵な先輩女性から中学時代のこと、今のお仕事のこと、ありのままに伺うことができ、生徒達にとって、今の自分を見つめ将来の夢を考えるきっかけになったことと思います。