カンボジアについて学ぶ②
さて、①でご紹介した大使館訪問に先駆けて、校内ではカンボジアについて知る講演会が行われました。
こうして夏休みの間も講習、クラブの練習、試合、コンクール、文化祭準備に有志活動と活気のある本校です。(今も軽音の演奏が上の階から聞こえてきています)
以下、担当の工藤からご紹介します。
8月7日(火)にはカンボジアへの支援事業を行っている団体、「NPO法人ASACカンボジアに学校を贈る会」の方にご来校いただき、現地の画像を取り入れたパワーポイントで詳しい説明を1時間余りしていただきました。
崖淵に建つ藁屋根の校舎でも目を輝かせて学ぶ子ども達、通学途中に地雷を踏む危険性を危惧する親、妹や弟の就学を願い、失った両親の代わりに働く16歳の少女、照明のない中、文字を読めるようになりたいと集まってくる大人の姿……。生徒たちは衝撃的な時間を過ごしたことでしょう。
「カンボジアに学校を建てたいと思っていましたが、自分は今までカンボジアのことを何も知らないことに気づきました」
とは参加していた中学生の感想です。学校を建てることも大事なことかもしれませんが、結果よりも経過、一つひとつの経験を通して何かを感じとりそこから成長を得られるプロジェクトでありたいと思います。
「生徒主体」は本校の特徴。ASACの方とのアポとりから、今後の交渉まで生徒が主体で動いていきます。担当教員として陰ながらサポートしていきたいと思います。
(写真:手にしているプリントは募金箱の型紙です。小さな心がけが、いずれカンボジアの子ども達の笑顔にたどり着くことでしょう)