2010/3/12 金曜日

総合学習(卒業生懇談会など)・イチオシ 東京地方裁判所

カテゴリー: 卒業生,授業・学習・進学,行事 — 漆 @ 20:12:00

今日は総合学習の日でした。

100312.jpg 1年生は情報の授業で作った動画を優秀班が発表し、百人一首のカルタ取りをしました。
2年生は能楽鑑賞に出かけています。(これは後ほど報告があると思います)
imgp0827.jpg 4年生は卒業生懇談会を行い21人の先輩達が来てくれました。
文系、理系に分かれ、受験勉強や、大学・大学院での学生生活について後輩に語ってくれました。
s.jpg 理系の方には、医師と臨床工学技士になっている社会人も来てくれて仕事の話もしてくれました。

 

「受験の時はライバルをつくって一緒に頑張った」

「中1まではあまり勉強をしていなかったけれど、中2になって部活の後輩ができたとき、すべてでお手本にならなければと思って勉強にも力が入った」

など、具体的なアドバイスが。

sss.jpg経済学部で使う資料に数字やグラフがたくさん!という話も。(だから、文系でも数学をしっかり学んでおかないといけないんです)

中には、4年生の4月と11月の模試成績表を持参して見せてくれた卒業生もいて、在校生は頑張ればこれだけ伸びるんだ!と実感したようです。(この子は3ヶ月の留学でやる気のスイッチが入り、一年間で成績が急上昇しました)

卒業生のみなさん、ありがとうございました。

*また、明日は初めての卒業生向けの就職活動セミナーを行ないます。専門家の方からのお話しと、人気企業で仕事をしている卒業生、内定の決まった大学4年生9名からの体験談があります。今、64名の応募がありますが、飛び入りで来ても大丈夫。(就活前の大学生もどうぞ)

イチオシ 東京地方裁判所

イチオシの続きを引率の窪田からご紹介します。

ichioshi-saibansho.jpg教科イチ押し見学会当日、東京地方裁判所では大きな裁判がいくつかあるようで、傍聴券を求めて並ぶ列があり、集合時から緊迫した雰囲気でした。

東京地方裁判所の見学は、裁判の傍聴の後、裁判の説明を聞きました。
傍聴は6つのグループに分かれて、指定された法廷へ行き、刑事裁判の初公判を傍聴しました。

昨年度までは、一目見て事件の内容が想像できるものが多かったのですが、今回は「公正証書原本不実記載」「偽造有印公文書行使」など、実際に裁判を見るまではどのような事件か想像しづらいものが多くありました。

具体的には、ある目的のために「身分証明書を偽造した」などのものです。「公文書」の信用性を保つことがいかに重要であるか、生徒たちは傍聴を通して理解できたようです。

裁判の傍聴は、「真実」を見るので、大変重みがあります。「私語厳禁」ということを事前に注意しますが、裁判には緊張感があり、とてもしゃべる気になりません。生徒たちも、法廷内では一切私語をしていませんでした。

傍聴の後、裁判員裁判の形式をとった法廷で、裁判そのものや裁判員制度の説明を聞きました。
裁判員の法廷には、重要な情報は目で見て確認できるように、両側に大きなディスプレイがあり、全裁判員と裁判官の席にも小さなディスプレイが用意されるなど、様々な工夫がされています。

説明後に、普段は足を踏み入れられない裁判をする側のエリアを見学できました。裁判官が着る法服の試着もできました。生徒は緊張感がしばし解け、とても楽しんでいました。

生徒は5~7年後に有権者となり、裁判員になる可能性があります。生徒の一人は、「裁判員になる可能性は低いことがわかったが、一生に一度はやってみたい。」という感想を書いてきました。

裁判官や検察官、弁護士以外にも、「調査官」「事務官」などという職があることもわかりました。将来、裁判員以外にも、裁判所に関わる職を選ぶ生徒がいるでしょうか。

※裁判所内は撮影禁止なので、敷地の外から建物を撮りました。