2015/3/26 木曜日

教科イチ押し(文部科学省)

カテゴリー: 28プロジェクト:社会,お知らせ — 漆 @ 15:53:59

年度末になり、卒業生からは大学の卒業式の報告などが来ています。先日は、慶應経済学部の卒業式で表彰され金時計をもらったとの報告も。日本政策投資銀行に総合職として就職するそうで、「高校時代の起業体験などが役に立った。後輩のために進路や就職のアドバイスなどで力になりたい」とうれしい申し出が。

と、思えば、昨日来ていた卒業生は「先生、品女老人ホームを作ってください」とのこと。何かと思えば、「品女の仲間とずっと一緒にいられるから」ですって。それってどうなんでしょう??早くボーイフレンドを作ってください。そして、家族同士で品女シェアハウスでも作って家事を分担したら?老人ホームは自分たちで作って将来私の面倒を見てほしいものです。 

さて、教科イチ押しの続き、文科省です。私が省内の勉強会に出ていたとき、文科省は女性官僚が多いと伺い、生徒のロールモデルにとお願いし、進路部長が何度も打ち合わせを重ねて実現しました。ちょうどこの日は私が文科省内で会議をしていたので、途中から生徒達と合流しました。

進路部長の斉藤からの報告です。

12月16日に5年生22人と、文部科学省の国立教育政策研究所に見学に行きました。

(1)文部科学省情報ひろばの見学
最初に文部科学省の常設施設である「情報ひろば」の見学をしました。
文部科学省は「教育」だけではなく、「科学技術・学術、スポーツ、文化」も加えた4つの分野の取り組みを担っています。
活動内容が非常に多岐にわたります。その活動の様子を紹介したのがこの「情報ひろば」です。
入ってすぐのところに「旧大臣室」があり、机と椅子が展示されています。

特別に中に入れてもらって、記念撮影。
みんな大臣の椅子に座って満足顔です。

教育のスペースでは、学校給食の歴史について学びました。
スポーツはオリンピックなどの展示、科学技術は歴代のノーベル賞受賞者などが紹介されていました。

(2)研究室(オフィス)見学
理系の研究施設と異なり、文系の研究室は結構個別のブースに分かれていて、資料が山積みになっていたり。
生徒もいわゆる「職場」というものはなかなか見学したことがなかったようで、興味津々でした。

(3)女性研究官(行政官)の仕事とキャリア

(3-1)5人の女性研究官の方に参加していただき、お話をしていただきました。
お話の内容は以下のようなものでした。
■5名の方が具体的に行っている仕事の内容について
文部科学省という公務員という面、文系の研究官という面などからお話をいただきました。
■家庭を持って、子育てをしながら働くということ。どう両立をしているか。
職場の理解、家庭の理解等を得ながらそれぞれの方がどのような形で両立をしているのかをお話いただきました。
■なぜこのような仕事を目指そうと思ったのか。
それぞれの方が、それぞれのきっかけをお持ちでしたが、共通していたのは「日本や世界など広い社会に対して役立つような形で働きたい」と思ってこの仕事を選んだという点だったと思います。

(3-2)お話をしていただいた後に、質疑応答の時間をとりました。
疑問に思ったことを積極的に質問していました。
特に海外での仕事の内容については、興味を持っていた生徒が多く、より具体的に聞いている様子が見えました。
やはり、英語は出来て当たり前。生徒たちもそんな印象を持ったのではないでしょうか。
(解散をした後も、残って個別に質問をしていた生徒もいたようです。)

見学会の内容としては、(3)の講演と質疑応答がメインの内容でした。

文部科学省の女性研究官、しかも仕事と子育ての両立をしながら働いている方からのお話、ということで、非常に実のある話が聞けたのではないかと思います。

5年のこの時期だと、将来の自分をより具体的に考え始める時期だと思います。
そのような生徒にとって、貴重な体験になったのではないでしょうか。

*文化祭での起業体験プログラムについてリクナビ進学ジャーナルに記事が掲載されました。