2014/11/5 水曜日

SGHの研究発表@シンガポール報告①

カテゴリー: 28プロジェクト:世界,授業・学習・進学 — 漆 @ 18:08:48

だんだん寒くなってきました。朝、玄関に立っていると吹き込む風に首が縮みます。

昨日は、クックパットの特別講座、ベネッセの特別講座が行われいました。どちらも盛り上がったようです。これはまた後日。

今日は2年生は茶道の授業をやっていました。先生にご挨拶に行くと、「今年の生徒さんは例年にましてしっかりしていますね。集中しているので、授業の進みが早く、お運びをしてお茶をお出しする作法を一回増やすことができそうです」とお褒めの言葉をいただきました。毎年入学してくる生徒はゼロから学んでいるはずなのに、毎年少しずつ進化するのが不思議です。

水曜はイベントが盛りだくさん。1年生は、合唱祭の準備(最新ビデオを見てモチベーションが上がります)、2年生はアメリカで活躍する漫画家ミサコ・ロックスさんの講演、3年生は修学旅行準備、4年生はデザイン思考のワークショップ、5年生は早稲田大学連携授業、6年生は卒業準備で写真撮影をしました。

さて、スーパーグローバルハイスクールの研究の一環で行っている家庭科のチャレンジベースドラーニングの発表会がシンガポールで行われ、代表班が参加してきました。

もどってくるとすぐに報告にきてくれたのですが、どうだった?と聞くと

「最初は打ちのめされました。でも、最終日にはコミュニケーションが取れるようになりました」

「英語で気持ちが表現できなくて本当に悔しかったので、勉強します」と口々に。

実は、このあと、スペシャルオリンピックスの20周年でケネディ大使にお目にかかったのですが、勇気を持って話しかけられたのは、生徒達のこの言葉のおかげで自分も頑張らなければ!と背中を押されたおかげです。

さて、引率した酒井からの報告を元に、皆さんに読んでいただけるよう抜粋、加筆してご紹介します。本校は「6割ゴー」「マルチタスク」を大切にしていますが、それを実行することが生徒にとても教員にとってもどんなに大変なことが伝わってきます。

Tri-Nation CBLに参加してきました。
これは家庭科の授業の延長で行われた研修会で、場所はシンガポールで行われました。
8月に下見に行って、9月になって急に10月開催でないとなかなか難しいという事がわかり、時期が急すぎると心配される声もありました。
でも、もし行えたらきっと子どもたちにとってはほんとうに素晴らしい体験になるに違いないと思い、その思いだけで必死に動きました。

多くの方に応援してもらい、最終的に実現できることになったのですが、それでも、時期的に中間テストの直後であり、子どもたちの準備が間に合うかどうか、行ったところでどんな交流が待っているのか、どんなふうに受け入れてもらうのかがあまり明確ではない状態で、保護者の方が心よく理解を示してくださったその期待に応えられるか不安なことのほうが多く、なんとか子どもたちをがっかりさせないように、最後まで連絡を取り合いながら調整を続けました。

保護者会でお話したときも、たくさんの保護者の方に私達のチャレンジを応援してもらい、本当に勇気をもらいました。
その後、該当の保護者の方へご説明した際も、本当に心よく受け入れてくださったことに、責任を感じました。

出発前日。
中間テストが終わったその日に13時から17時半まで必死の作業。
テストが終わったばかりにもかかわらず、本当に大変だったと思いますが、必死になって準備する姿に、プレッシャーを感じる反面、それだけでも実施に至って良かったなあと思いました。
出発当日、保護者の方と石井教頭に見送られて羽田を出て、のんびりしていたかというと、そんなことはまるでなく、飛行機の中でセリフを練習。搭乗前に私から「10回は読みなさい。」と言われていたこともあり生徒たちも到着間際までiPadとにらめっこ、ブツブツ呟きながらチャンギ空港到着。

続きは明日。