三日坊主にならない方法つづき・教科イチ押し 造幣局東京支局
今日は始業式です。
久しぶりに元気な生徒達の顔を見て、私も「今年も頑張ろう!」モードになりました。
6年生は来週末にはセンター入試です。今は大変でも、入試は人生の一点。大きな気持ちで向かってほしいです。
1月2日のブログ「三日坊主にならない方法」の補足を。
三日坊主になる原因に、「やらなければならないと思うとつい逃避してしまう」
ということはありませんか?
私は、子供の頃、定期テスト前になると部屋が妙に片付き、浪人中は読書が進みました。
「しなくてはならない行動」を「ライバル行動」が邪魔をするのです。(これを石田淳さんの行動科学の本『続ける技術』で読み、なるほど~と思ったので、以下にざっくり紹介します。私なりの解釈なので詳しく知りたい方は図書室へ)
勉強しなくてはならないと思うと、メールをしたくなる、テレビを見たくなる・・・。
そしてつい、「明日からでいいや」となる。
しなくてはならない行動には「すぐに成果がでない」「習慣化するのに努力がいる」といった大きなハードルがあるのに対し、
ライバル行動は「すぐ快感、メリットという成果が得られる」「努力がいらない」とハードルが低いので、ついそちらに流れがちになるのだそうです。
誘惑に負けない根性をつける!と決心しても、性格はなかなか変わりません。
そこで、どうするか?です。
まず、「行動」に着目し、その前後をチェックします。
例えば、「クーラーをつける」という行動の場合、その前に「暑い」と感じ、その後に「涼しくて気持ちいい」と感じているはず。
「勉強」だったら、
どういう場面でしているか?どんな場所で?勉強の前には何をしていることが多いか?やる気にならないときはその前に何が起きているか?
どんなライバル行動があるか?その前後には何が起きているか?
こんなことをチェックした上で、「しなくてはならない行動」の前後の条件を整備していきます。
例えば、
・「事前補助」を作ってハードルを低くする。
朝、ランニングをしようと決めたらスポーツウエアを枕元に用意しておく。(いっそ、ジャージで寝る?)
・行動の直後にご褒美を用意して動機付けする。
勉強だったら、終わった後に好きな音楽を聴いて甘いものを食べる時間を作るとか。
・ライバル行動が起きる条件を事前に取り除く。
携帯を勉強部屋に置かない、マンガを目に入るところに置かない、好きなテレビは録画して決めた時間にみるとか。
その他、ゴールを人にしゃべる、スモールゴールをつくる、表を作ってチェックする等、これは前にに書いたことと同じですね。
と、こんなことを書いているのは、私も「やらなければならない行動」がいろいろとあって先延ばししているからなんですが・・・。
まずは「ライバル行動」をやっつけなくては!
*石田さんは、来週の火曜日(12日)にNHK朝8時35分から50分間生活ほっとモーニングという番組に出演なさるそうです。
イチ押しの続き、引率の小野瀬からです。
造幣局はどんなところだろう?
日本のお金はすべて造幣局でつくられると思っていた生徒もいたのではないかと思います。
最初のビデオで造幣局の歴史や業務を知り、博物館では造幣局で製造されているものを目で見て、更には自分の使用している貨幣の健康チェックまでしました。
その後、貨幣の製造工程を工場見学しながら解説して頂きました。
勲章の七宝盛り付けの様子も拝見しました。あまりに細かい手作業にびっくりしていました。写真は記念硬貨を見ながら、ワークシートのまとめ作業中です。