教科イチ押し見学会 お札と切手の博物館(国立印刷局)
イチ押し見学会、つづきです。
引率の鈴木からご紹介します。
市ヶ谷の自衛隊駐屯地のすぐそばに、お札と切手の博物館はあります。
最初に学芸員の方から説明がありました。お札は印刷局で製造し日本銀行が発行、コインは造幣局で製造し日本政府が発行、というごく基本的だけれどもあまり知られていないようなことをていねいに説明していただきました。
次にビデオ鑑賞。お札と切手の歴史、にせ札防止の技術、お札の製造工程などの内容でした。
その後は学芸員の方による館内ガイドです。一通り説明を受けながら回ったのですが、特に生徒が熱心に見たのが、「エリザベス女王の神の中にデビルが見える」カナダのお札です。「あっホントだ」という生徒や「う~ん、分からない」という生徒も。
切手のコーナーで見返り美人の切手が特に気に入ったらしく、姿を真似している生徒もいました。
「先生、一万円札持っていらっしゃいますか」と言われて何かと思ったら、かなり高倍率の拡大鏡があって、肉眼では見ることのできないお札の図柄を見ることができるコーナーもありました。
隠し文字も生徒は見つけていました。その前に、学芸員の事前の説明のとき生徒が「隠し文字ってあるんですか」と聞いていたのです。
「それはあるとも、ないともいえませんね~」というなんともあいまいな返事。「印刷局は製造しているだけなので、発行元ではないんで」と発行元に気を使っている様子。「もっとも、発行元の日本銀行に聞いても答えてくれないと思いますが…」
面白いやりとりでした。