9:大学出張授業(上智大学英文学部英文学科)
休校期間が明けましたが、まだまだ暑い日が続きます。みなさん、調子はいかがですか?私は週末、福島に行っていましたが、帰ってくるなり耳の調子がおかしくなり、昨日は午前中の仕事をキャンセルして検査へ。カルテを見た先生が、「前回は3月、その前は8月、学校がお休みになると具合が悪くなりますね」とのこと。いつもは生徒から元気をもらっているんでしょうね。
午後は何とか、内閣府見学に間に合いました。小泉進次郎政務官が特別講座をしてくださったあと、選ばれたチームが内閣府のイノベーション座談会に出させていただきましたが、さらにご厚意でその他の生徒にも質疑応答と見学の機会をくださったんです。(この様子は後日)
今日はこれから京都商工会議所の講演へ。前述の特別講座もそうですが、いつも生徒達が外部のみなさんにお世話になっているので、こうした時期を活用して、できる限りのお返しをしなくては。(昨日、見学させていただいたみなさん、お礼状を忘れずに)
大学出張授業、「上智大学英文学部英文学科」を担当の小池からご報告します。
「シェイクスピアの文体入門」 この講座では、上智大学文学部英文科の西能史先生が講義をしてくださいました。 授業の冒頭で、西先生の「なぜ文学部に興味があるのか」という質問に対し、生徒は「内容が面白そう」「英語の教員免許を取りたいから」などさまざまな理由を挙げていました。中には「文学の研究がかっこいい」という答えもありました。
先生は文学を研究する目的として「偉大な死者との対話」「世の中を他人とは違った視点で見る」ということを説明され、生徒は興味深そうにお話に聞き入っていました。
講義はシェイクスピアの入門編ということで、まずシェイクスピアの生まれた時代、当時の舞台や、本の印刷技術についてのお話から始まり、その後、「英語圏の学生にシェイクスピアの話をするときにも、日本と同様に『難しそう』『つまらなそう』といううんざりしたリアクションは共通している」というお話から、映画「いまを生きる( Dead Poets Society)」の一場面を見ました。また、そのほかにも「ロミオ+ジュリエット」や「勇気あるもの(Renaissance Man)」などの動画を見ながら、シェイクスピアの台詞におけるiambic pentameter と呼ばれる強弱の付け方を実際にやり、シェイクスピアが現代にも大きく影響を与えているということが実感として分かったようでした。
作業や動画が多かったので親しみやすく、以前まで難しそうに思えたシェイクスピアが生徒にとっても身近に感じられたのではないかと思います。
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