レスター・ブラウン氏の講演
ＡＥＤの研修のあと、今度は別の研修へ社会科の教員２人と一緒に参加しました。多摩大学の主催のセミナーで、来日中の環境学者、レスラー・ブラウン氏の講演です。
前日のNHKクローズアップ現代にも出演されていましたが、ブラウン氏は世界的な環境学者で1984年に創刊なさった『地球白書』は各国で翻訳されています。
「10年前『将来のこと』と予測されたことが、『今は既に起きていること』になってしまった。これまで人種や宗教の違いで起きてきた対立が今後は世代間に起きるだろう『なぜ、あなた達は時間のあるうちになんとかしなかったのか』と」という言葉が胸に刺さりました。
講演後「生徒へメッセージをいただけますか？」とお願いしたところ、次のお話しをいただきました。
（講演で「環境を持続的に守っていくためには政治的、経済的側面から具体的な動きを起こさなければならない」という話があったその流れで）
「たとえ選挙権がない年齢であっても（環境を守るため）政治的な動きをすることができる。そのためには知識が必要で、自分自身を常に教育しつづけることが大切。私自身、１２歳の娘と15歳の息子に、『お父さんはきっと変化を起こすことができるよ』と言われて勇気が出た。」
大人も子供も今、それぞれができることにむけ具体的なアクションを起こしていかなければならないと感じました。
（写真：ブラウン博士とこのセミナーの主催者の方と。ご本人の承諾を得て載せています。
博士がちょっと困った表情に見えるのは私との写真がいやなのではなく、眉毛の形のためです。ある人が、「データーの信憑性をどのように判断しているのか？」と質問したら「すべて私がねつ造しています」「ジョークです」とおっしゃったのですが、ジョーク中も同じ表情をなさっていました。）
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